(C891-892)近代洋風建築シリーズ 第1集 初日カバーコレクション

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発行日 1981.8.22

 近代洋風建築シリーズは、すぐれた洋風建築の中で、特に国宝や重要文化財に指定されているものを広く内外に紹介する目的を持っている。大浦天主堂は元治元年(1964)にしゅん工した、長崎市にあるわが国で最も古いカトリック教会で、洋風建築では唯一の国宝指定建造物である。表慶館は東京上野公園にあり明治41年(1908)に大正天皇御成婚を記念して建築された、奉献美術館である。

※1981年当初の説明です。

額面・種類 
  60円 2種
図案    
  ①大浦天主堂
  ②表慶館
原画構成者  
  ①②北岡 善次郎
版式・刷印 
  ①②グラビア4色 凹版1色
印面寸法  
  ①よこ25×たて35.5ミリのたて型
  ②よこ35.5×たて25ミリのよこ型
シート   
  ①よこ4×たて5=20面構成
  ②よこ5×たて4=20面構成
発行数   
  ①②2,800万枚

#切手
#初日カバー
#FDC
#近代洋風建築シリーズ

■北岡善次郎氏による創画カバーと詳しい建築物の説明

①大浦天主堂
https://muuseo.com/stamp_collection/items/108

②表慶館
https://muuseo.com/stamp_collection/items/114

大浦天守堂「近代洋風建築シリーズ初日カバー」
1981年8月22日発行  わが国で現存するものでもっとも古いカトリック教会で、日本の近代洋風建築の中では、ただ一つの国宝指定建造物である(国の指定の重要文化財のうち極めて優秀で、かつ、文化的意義の特に深いものが国宝にしていされる)。カトリック長崎大司教区所属。  1863年2月着工、1864年(元治元年)12月竣工。翌年2月19日長崎初殉教の二十六聖人に捧げる献堂式が行われた。設計者はパリ外国宣教会の神父で1863年に長崎へ来たフェーレとプチジャン。施工は天草出身の請負人・小山一族。とくに工事にかかわったのはプチジャン(Bernard Petitjean)神父で献堂式直後の3月17日、堂内に祭られていたフランス渡来のサンタ・マリア像の前で男女の農民10余名」の信徒を発見したのも彼である。250余年の弾圧に耐えてきた信徒が彼に向けて最初に発した言葉は「ワタシノヌネ(宗旨)アナタノムネトオナジ」であったという。  現在は五廊式会堂となっているが、創建当初は身廊(祭壇に向かって中央の柱間部分)とその両側に側廊を持つゴシックとバロック、それに日本式の海鼠(なまこ)壁を混在した様式の教会堂で、金色の十字架の輝く3本のせん塔があり、構造上は土蔵造りであった。明治8年(1875年)ごろ(明治12年説もある)現在の姿に大増改築がされ、白シックイ塗りのレンガ壁になったが、内部は木造で日本人工匠たちのみごとな技倆が発揮されている。木造の高いヴォールト(円天井)、床が一段高くなっている身廊など、全体の意匠は単純素朴な味わいを持って宗教建築にふさわしい気品の高さを示している。なお、この建築の西に隣接してい木骨レンガ造の旧羅典学校(明治8年、重要文化財)がある。 (国宝、長崎市南山手町) #近代洋風建築シリーズ #切手 #初日カバー #FDC
https://muuseo.com/stamp_collection/items/108
表慶館「近代洋風建築シリーズ初日カバー」
1981年8月22日発行  大正天皇(当時皇太子)の御成婚(明治33年)を記念して計画されあ奉献美術館で、明治34年8月起工、同41年10月に竣工した。レンガ造りの外壁に花崗岩を貼り、2階建て、屋根は銅板葺き、19世紀にフランスに端を発してヨーロッパやアメリカに流行したネオ・バロックの建築様式を採用している。中央と左右の3つの円屋根、円形と長方形を組み合わせた平面構成など巧みにまとまっている。中央大ドーム(円天井)の下の吹抜けの円形ホールは見応えがある。また大理石モザイックタイル貼りの床も美しい。東京国立博物館正門を入って左にあり、現在は日本の考古学関係出土品の陳列館になっている。  設計指導は東宮御所御造営局技監で、この工事途中で宮内省内匠寮長官、すなわち内匠頭になった宮廷建築家の片山東熊(1854~」1917)。彼の下で内匠寮の高山幸次郎が実際に当たった。片山は長州藩の出身。明治12年に工部大学校造家学科(東大工学部建築学科の前身)の第1回卒業生として世に出、その生涯を明治の宮廷建築家として送った。各地の離宮や皇族、華族の邸宅などの作品も多いが、現存している主なものに、この表慶館の他に奈良(明治27年)・京都(同28年)の両国立博物館と迎賓館赤坂離宮(もと東宮御所、明治42年)がある。表慶館はその東宮御所の工事とほぼ並行して行われたもので、片山の作品としては奈良国立博物館から東宮御所に至る作風の過程を示すものと言えよう。片山はこのような作品を通して明治国家をみごとに飾りたてることに功があttが、彼の部下たちも建築デザインに優れた者が多く、その流れは現在の国会議事堂の建築(昭和11年)にも及んでいる。 (重要文化財。東京都台東区上野公園) #近代洋風建築シリーズ #切手 #初日カバー #FDC
https://muuseo.com/stamp_collection/items/114

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    MOYO.

    2019/09/11

    我が地元長崎の大浦天主堂の切手ですね!

    この前の御盆に実物を見てきました(笑)。

    有り難う御座いますm(__)m。

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    お気に入り切手ミュージアム

    2019/09/11 - 編集済み

    いいですね~うらやましい♪
    私も是非行ってみたいです。
    絵はがきに切手を貼って、
    一番近くの郵便局で記念に消印を押します。
    このシリーズは20種類ですが、8箇所制覇中です。

    ちなみに、じいさんは行った事があるようです。
    ちょっと悔しい!!

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      MOYO.

      2019/09/27

      今年のお盆に見た時には、グラバー園と大浦天主堂の修繕工事が終わっており、外壁は綺麗に白く塗り直されておりました。

      是非長崎に来られた際には、お立ち寄り下さいませm(__)m。

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    fanta

    2019/09/11

    こちらの建築シリーズは私も持っております^^
    なかなかに壮観なシリーズですよね(ガリガリした感触もいいw)

    が、それぞれがどこの何で詳しい歴史も知らないので、お気に入り切手ミュージアムさんが載せて下さるのを楽しみにしたいです😄

    大浦天主堂良かったですよ~~。
    以前は外壁がくすんだコンクリート色だった気がするんですが、今見ると鮮やかなくらい真っ白なのに驚いてみたり。

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  • Animals 16

    Jason1208

    2019/09/27

    絵葉書の大浦天主堂です。

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