ソ連/1967 柔毛動物(2)【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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●ヨーロッパビーバー(ビーバー科)
ヨーロッパからアジア中北部の水辺にすむ。上毛は荒くて長いが、それを抜くと上質の毛皮がとれる。尾はへん平で、毛は泣くうろこ状。泳ぐ時は、それをかじやオールのように使い、地上で立つ時には、それでささえる。

●オコジョ(イタチ科)
北半球の中北部に広く分布する。夏の間は背がかっ色で、下面は白色だが、冬は尾の先を除き真っ白に変わる。昼間も出歩き、人をあまり恐れないので、眼につきやすい。ピョンピョンはねるように移動する。体長は20~30cm。尾はその半分ぐらい。

●クロテン(イタチ科)
ユーラシア大陸の中北部森林にすみ、北海道にも分布。毛皮は良質で、セーブルの名で取引きされる。第二次大戦後モスクワ動物園で初めて養殖が成功した。行動範囲は広く、主に肉食性だが、木の実や芽や樹皮も食べる。体長は50cmになる。

●ミンク(イタチ科)
本来はアメリカは産地だったが、現在はほとんど養殖されたミンクから毛皮をとる。最高級の毛皮の一つで、世界中で千万近くが飼育されている。水辺を好み、泳ぎがうまい。大食で1日に体重の5分の1くらい食べる。体長30~55cm。

#切手

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