アメリカ/1971 野生動物保護【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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【アメリカ】

 日本の25倍もの広大な国土には森林、草原、山岳、湖、砂漠がひろがり、寒帯から熱帯のさまざまな動物がいる、アラスカや北部の針葉樹林にはアジアやヨーロッパと共通の動物が見られるが、それ以南には独特の種類が多い。中央の大草原には、かつてパイソンやプログホーンが大群をなしていた。それらを狩りたて、減少させた反省から、アメリカでは動物保護たかまった。今回配布のセットも、その目的で発行された。

●ニジマス(サケ科)
現在は養殖され、世界中の温帯地域で見られるが、もともとはカリフォルニア州の渓流だけにすんでいた。名前にもとになった体のきれいな虹色の帯は体長15cmから現れる。成魚は30~40cmになる。日本には明治10年にはじめて移入された。

●ミシシッピーワニ(アリゲータ科)
アメリカの東南部の川や沼にすむ。このなかまは他には中国のヨウスコウワニがいるだけ。多くのワニと違って、目の前のたてすじがなく、キバ状に口の外に突き出した歯もない。子には黄色のしまがある。全長4.5mになる。

●ホッキョクグマ(クマ科)
北極の周辺に分布し、アメリカ合衆国ではアラスカ州に見られる。ヒグマと並ぶ世界最大の陸上肉食動物で、重さは400キロ以上になる。氷上で生活し、アザラシを主に捕食するが、夏は果実や根も食べる。数が少なく国際保護動物。

●カリドルニアコンドル(コンドル科)
ロサンゼルスの海岸近くの産地に60羽ほどしかいない国際保護鳥。羽を広げると3mもある北アメリカ最大の鳥で、かるては西武の草原や森に多かったが、そこが畑や果樹園になり、射殺や毒殺され、減少したしまった。

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  • Animals 16

    Jason1208

    2020/04/25

    アラスカ絵葉書より

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