革靴の素材「スエード」のルーツや特徴。ヌバック・ベロア・バックスキンとの違いについて
革の歴史や特色について解説していく連載「<a href="https://muuseo.com/square/books/2" target="_blank">革づくりの真髄を知る</a>」。一口に「革」といっても、スムースレザーやオイルドレザー、起毛革など、様々な革が存在します。 今回は、秋冬にぴったりの起毛革の一つ「スエード」を取り上げます。
優美なカーブが美しい革靴や堅牢さと美しさを兼ね備えた革カバン。素晴らしいレザー製品を生み出すにはまず質の良い革が必要です。
このブックでは美しい革をどんな風に作っているのかを探ったり、さまざまな牛革の紹介記事、染色工場のカナメやなめしを行う栃木レザーに訪問取材、さらには革を扱う革問屋の皆様にインタビューなどを行い、革の魅力・奥行きに迫ります。タンニンなめし、クロームなめし、アニリン仕上げ、エキゾチックレザーなどちょっと難しい革のことが分かります。
革の歴史や特色について解説していく連載「<a href="https://muuseo.com/square/books/2" target="_blank">革づくりの真髄を知る</a>」。一口に「革」といっても、スムースレザーやオイルドレザー、起毛革など、様々な革が存在します。 今回は、秋冬にぴったりの起毛革の一つ「スエード」を取り上げます。
質実剛健なブライドルレザー。ブライドルレザーが用いられた鞄を見るとその堅牢さは一目瞭然。くたっとすることなく、背筋を伸ばしてきれいに自立しています。 この記事では、そんなブライドルレザーの歴史や特色を紹介します。
なめし終えた革に着色をする工程が仕上げ。原皮の状態によって素肌を活かすか、カバーをするか。施す仕上げは変化し、この工程はお化粧に例えられることも多い。基本の『素仕上げ』『染料仕上げ』『顔料仕上げ』の3つを紹介しよう。
型押し革、絞り革、ガラスレザー、スエードなどなど。皮から革へと変化を遂げた後、さらに加工を施すことで革のバリエーションは大きく広がってゆく。ここでは加工革について加工パターンを大きく4種に分けて紹介する。自分が持っているアイテムにはどの加工が施されているのか照らし合わせてみるのも面白い。
「なめし」とは、動物の皮から革へと変化させる工程だ。なめしの工程ではどんなことをしているのか、なめしの種類によってどう革が変化するのかを植物タンニンなめし、クロムなめし、混合なめしそれぞれ紹介していこう。
身の回りの革製品の多くは牛革を使って作られたものが多い。ただ、一言に牛革といっても、一種類だけではないのだ。牛の成長段階によって、また使われる部位によっても牛革の質感や表情が変化する。今回は、年齢別の革、また基本の部位についてご紹介したい。
革の素材としての良し悪しは、タンナーのなめしの力が大きい。しかし、革の見た目の表情や質感は、なめしの後の、仕上げの工程によって大きく左右される。 染革工場カナメは、革の染色や加工といった仕上げのプロ。これまで、たぐいまれなる技術力と感性によって、独創的な革を手がけてきた。革の表情を自在にあやつる魔術師、染革工場カナメの匠の技を、とくとご覧あれ。
ワニ革を始めとした爬虫類革は、「エキゾチックレザー」とも呼ばれる。今回訪れた藤豊工業所は、エキゾチックレザーの専門タンナー。 ワニ革をなめすことができるのは、世界でも20数社、日本では6社しかないといわれる。そんな希少なワニ革をなめす工程を見学させてもらうとともに、工房で実際の製品になった姿も見せてもらった。革の王様ともいわれるワニ革を中心に、未知なるエキゾチックレザーの世界を取り上げる。
半年に一度2日間にわたって開かれる東京レザーフェアは、全国の皮革業者が集う革の祭典だ。今回は、革にまつわる趣向をこらしさまざまなイベントや展示が行われる、第93回東京レザーフェアに取材を敢行した。その中で、革業者がこだわり抜いた渾身の一枚を競い合う、「極めのいち素材」に注目した。
動物の皮をくさらない革へと変化させる「なめし」の主流は、化学薬品を使って短時間で仕上げる「クロムなめし」。世の流れに逆らうように、天然由来のタンニンを使い、じっくり時間をかける「植物タンニンなめし」にこだわるのが、今回訪れた栃木レザーだ。 完成まで、全20~25工程、実に6カ月もの期間を要する。伝統的な植物タンニンなめしの製造工程の中に、革新を生み出す、職人の心意気と革づくりの真髄を見た。
以前、『革』というタイトルのムック制作した。一通りの仕事を覚えたとはいえ、まだ20代後半の編集者にとって、歯ごたえのある大それたテーマであり、無我夢中で取り組んだ記憶がある。 今回、改めて『革』というテーマと向き合うことになったが、相変わらず『革』は大きなテーマであり、ワクワクしながらも、どこか身が引き締まる思いもする。 第1回は、海外等から革を仕入れる問屋さんである㈱ストック小島の岩崎久芳さんにお話をうかがった。革の基礎である「なめし」と「仕上げ」を学び、本当に良い革とは何かを探る。
靴や鞄、革小物、家具など、身近な生活の中でさまざまに活用されているな素材『革』。どんな動物が革にされるのか? 機能性はどれほどなのか? 合成皮革や人工皮革と、本革の違いとは? 革は良い素材という認識は何となくあるけれど、どこがどのように優れているのかは、意外と理解していないことが多いのではないだろうか。 第2回は、究極のマテリアルと称される「革の機能性」について、株式会社ストック小島の岩崎久芳さんに、さまざまな観点からお話をうかがった。