ビンテージ ケナーとは?
米ケナー社より1978年から1985年まで発売された3.75インチサイズのアクションフィギュア。
12種類から始まり最終的には93種類のフィギュアを発売。当時からコレクション性の高いアイテムとして多くの人々を虜にしたスター・ウォーズの中心的アイテム。
また世界で展開をしていた為、フィギュア本体、パッケージのバリエーションの多さも集める楽しみを増やす要因の一つでもある。今現在も世界中で多くの人々がコレクションし続けている。
反乱軍 ~Rebel Alliance~
パルパティーンが銀河帝国の建国を宣言した際、ベイル・オーガナ、モン・モスマを中心とした旧共和国の理想を守ろうとした者たちが銀河帝国に対抗する為に集結したレジスタンス軍同盟。
「エピソードⅣ・新たなる希望」ではデス・スターの設計図を手に入れ、解析しヤヴィン4の秘密基地から出撃。デス・スターの破壊に成功。
「エピソードⅤ・帝国の逆襲」では惑星ホスに基地を置くも、帝国軍ヴィアーズ率いる上陸部隊に突破され基地を放棄し脱出したものの終始劣勢。
「エピソードⅥ・ジェダイの帰還」ではサラスト星系に集結した反乱軍は第2デス・スターを攻撃し、パルパティーンをも滅ぼすことに成功。指導者を失った帝国軍は混乱し反乱軍は銀河系に平和を取り戻した。
ルーク・スカイウォーカー
(左より)
・ルーク・スカイウォーカー(イエローヘア)
・ルーク・スカイウォーカー(ブラウンヘア)
・Xウイングパイロット
・ホスバトルギア
・ベスピンファーティグズ(イエローヘア)
・ベスピンファーティグズ(ブラウンヘア)
・ジェダイナイトアウトフィット(ブルーセイバー)
・ジェダイナイトアウトフィット(グリーンセイバー)
・バトルポンチョ
・ストームトルーパーアウトフィット
主人公ルーク・スカイウォーカー
作品初期のオーソドックスな白い服のルークは最後まで生産が安定せず、髪の色、脚の色などの組み合わせを含めると多数のバリエーションが存在する。
主人公であるにもかかわらずライトセイバーが、途中まで劇中と異なる黄色である(劇中ではブルーのちにグリーン)。
最も初期の生産分は、ライトセイバーが2段階式に伸びるテレスコーピングセイバーと呼ばれるもので、今でも非常に高値で取引されているため偽物も多数存在する。
ルークを演じたマーク・ハミルは『新たなる希望』撮影終盤で交通事故に遭い、顔に大怪我を負ってしまう。この為、顔の傷とつじつまを合わせる為に『帝国の逆襲』の前半でワンパに襲われるシーンが後から追加された。
父親の仕事の関係で10代の約2年を横須賀の海軍基地で過ごしていたことも有り、1978年来日時には横須賀にも訪れている。
今年公開の『フォースの覚醒』では、再びルーク・スカイウォーカー役を演じる。アニメ版『バットマン』のジョーカーの声優でも有名。
息子ネイサン・ハミルはエピソード1のラストシーンでカメオ出演している。
プリンセス レイア・オーガナ
(左より)
・レイア・オーガナ
・ベスピンガウン(クルーネック)
・ベスピンガウン(タートルネック)
・ホスアウトフィット
・コンバットポンチョ
・ブーシ ディスガイズ
反乱軍の若き指導者プリンセス レイア・オーガナ
当時、男児玩具に女性キャラクターが加わることは珍しく、生産されたとしても生産数も少なかったが(同社発売のレイダースのマリオン・レヴンウッドは数カートンに1個の割合と言われている)レイアはその限りでなかった。
レイア役キャリー・フィッシャーはかなり自由奔放な性格で、実際にお会いした時私自身も頭からラメを掛けられたこともある。また、アルコール依存症で苦しんだ過去を自身の著書に残している。
ハン・ソロ
(左より)
・ハン・ソロ(スモールヘッド)
・ハン・ソロ(ラージヘッド)
・ホスバトルギア
・ベスピンアウトフィット
・イントレンチコート
・インカーボナイトチェンバー
名優ハリソン・フォード演ずるミレニアム・ファルコン船長ハン・ソロ
元々は帝国アカデミーに所属していたが、奴隷だったウーキーの逃亡を手助けした為アカデミーを追放される。そのウーキーこそ、後の相棒チューバッカである。
黒ベストのフィギュアは、初期生産分は頭が小さく、後期分は頭部のみ大きめに作り直された。が、小さい初期版方がフォードに似ている気がするのは私の勘違いだろうか…
劇中のカーボン冷凍されたものは、顔をフォード本人から、ボディは別な役者、手はスタッフとパーツごとに3人分の型を取り作りあげられたものである。
フォードの息子が、ハリウッドでオーナーシェフを務めるレストランにも頻繁に訪れる姿を目撃されている。
ベン(オビ=ワン)・ケノービ
(左より)
・ベン(オビ=ワン)ケノービ(ホワイトヘア)
・ベン(オビ=ワン)ケノービ(グレーヘア)
老ジェダイ ベン(オビ=ワン)ケノービ
劇中着ているローブをビニールで上手に再現。このフィギュアも、髪色が白から濃いグレーまで多数のバリエーションが存在する。またルーク同様、ライトセイバーが2段階式に伸びるテレスコーピングセイバーも存在し、かなりの高額アイテムとなっている。
演ずる名優アレック・ギネスは、残念な事にスター・ウォーズに出演したことを後悔していたという噂も耳にする…。まあ、熱狂的なファンが彼をそうしてしまったそうだが、何があったかは想像するにたやすい…。
ランド・カルリシアン
(左より)
・ランド・カルリシアン(初期)
・ランド・カルリシアン(後期)
・スキッフガード ディスガイズ
・ジェネラルパイロット
ハン・ソロの悪友ランド・カルリシアン
ギャンブルの賭けに負け、ハンにミレニアム・ファルコンを取られた元所有者でもある。
青い服の初期版は白目と歯の部分が未塗装、後期版からは塗装されるように変更。
ランドを演じたビリー・ディー・ウィリアムズはSWの出演後、バートン版バットマン(’89)にハービー・デント役で出演しファンを喜ばせた。「笑顔が素敵な男爵様」と熱狂的なファンも多い。
息子のコリー・ディー・ウィリアムズは『ジェダイの帰還』にクラトゥ役で出演している。
ヨーダ ザ ジェダイマスター
(左から)
・ヨーダ(オレンジスネイク)
・ヨーダ(ブラウンスネイク)
偉大なるジェダイマスター ヨーダ
ヨーダは大きく分けて、付属品・ボディのバリエーションがある。付属品の蛇は初期がオレンジ、後期はブラウンである。ボディの色味は些細な違いなども多く存在するが、キャラクターの偉大さからなのかヨーダ専門のコレクターも多い。
『旧3部作』と『初期版エピソード1』まではマペットだったが、2011年発売のブルーレイ以降、すべてCGになってしまった。
マペットメイン操作と声は、全編通してセサミストリート(ミスピギー、クッキーモンスター等)でもお馴染みのフランク・オズが演じている。
また『帝国の逆襲』ではディープ・ロイ(チャーリーとチョコレート工場などに出演)が実際に着ぐるみを着て歩くシーンもある。
レベルズ
(左より)
・プルーンフェイス
・メイディン将軍
・アクバー提督
・レベルコマンド
・ナインナン
・Aウイングパイロット
・Bウイングパイロット
・レベルコマンダー
・レベルソルジャーホスバトルギア
反乱軍
ケナーのフィギュアの凄いと思う所は「あれ?こんなキャラいた?」と劇場で見逃してしまうキャラクターまでフィギュアにしていた所だと思う。
これもまた玩具に情熱を注いでいたケナー社員の「熱い想い」が感じられる製品になっている。そのおかげもあって、ケナー社の玩具だけで映画のワンシーンを再現する事も出来る。
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