日本の伝統を継承しながら新しい箔の魅力を生み出すアート作品により、世界で注目を浴びる金箔アーティスト・裕人礫翔さん。10月3日(日)より、東京・虎ノ門ホテルオークラ内MAYU galleryにて、個展『月光礼讃』〜箔+アートの世界〜が開催されます。
礫翔さんの作品の多くは、「月」がテーマ。
箔工芸家への険しい道のり、多忙な日々の中、ふと夜空を見上げ月を眺めると、まるで母親の懐に抱かれているように安らぎ、希望の光が差し込んでくるのを感じたという礫翔さん。
作品には、そんな優しい光で包んでくれた月に感謝の気持ちを持ち続けたい、同じように目まぐるしい毎日を送る人たちへ、癒しや力を注いでくれる存在となってほしいといったメッセージが込められています。
「混沌とした時代が続いている。この先、より良い未来へ導いてくれる枝折はあるのか。
真っ暗な新月から、徐々に満ちて満月を迎え、また細くなって闇になる。月は毎日 その姿を変えながらも、私たちに光を与えてくれる。希望を与えてくれる。月を見上げ、 今日の自分を思う。そして、明日の自分に思いを馳せる。月には太古からのメッセージ、 生命力、そして未来への枝折が刻まれてるようにも感じる」
——裕人礫翔さん