「都美セレクション グループ展」は、東京都美術館が、新しい発想によるアートの作り手の支援を目的として、企画公募により開催する展覧会。毎年度実施されているこの展覧会は、2012年に始まって以来、今年で10回目の開催となります。
わたしたちは、映画や美術など異なる背景を持ちながら、主に映像やインスタレーションを中心とした作品制作を行なっている作家のコレクティブです。それぞれの作品のテーマごとにデジタルやフィルムといったメディアと横断して制作された映像は、なぜその表現方法で制作するのかという、メディアに対する自分たちへの問いも孕んでいます。
本展は、インターバルを用いて映像を展示上映することで、作品が互いに呼応し合うような連動性をもたせた空間を展開します。印画紙に焼き付けられた像が暗室で浮かび上がるのを待つように、または映画館で上映が始まる前の静寂に包まれた暗闇を見つめるように、ここの映像が動き始める時間を含めてお楽しみください。
また、展示と合わせてイベントも企画されています。詳細は決まり次第、展覧会webサイトにてお知らせされるので、そちらもチェックしてみてください!