全国各地の職人が手掛ける器が集る「いまの暮らしに、健やかな美を 民藝展」日本橋高島屋S.C.にて9/6(日)まで開催中!

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本流からニューウェーブまで、全国各地の職人が生み出すぬくもりある手製の器が勢揃い。人々に生活の中の美を“示唆”し続ける民藝の魅力に焦点をあてた「いまの暮らしに、健やかな美を 民藝展」が、高島屋 東京・大阪会場にて順次開催!

民藝の提唱者である柳 宗悦氏が見出し、今も続く各地の民藝の品々を展示・販売。さらに現代の生活の中で民藝を楽しむアイデアに触れる企画展示、未来の民藝を考える展示物なども併設されています。

公開日:2020年8月27日

■会期・会場

・東京会場
8月26日(水)~9月6日(日) 日本橋髙島屋S.C.本館 8階催会場

・大阪会場
9月9日(水)~9月14日(月) 大阪髙島屋 7階催会場

「民藝」という言葉は、民藝運動の創始者である柳 宗悦(やなぎむねよし)や陶芸家の濱田庄司(はまだしょうじ)、河井寬次郎(かわいかんじろう)たちによって大正14年に「民衆的工藝」を略して新しく作られた言葉です。柳氏によると「民藝」とは、「実用品」であり、「普通品」であり、作り手は著名な個人ではなく、無名の、多くの職人たちです。毎日の暮らしの中で使われるもので、そこには丈夫さや扱いやすさ、健やかさが存在します。

高島屋の「民藝展」は、1934年・1935年に全国の民藝品を集積した大展覧会からスタートし、2012年に手仕事の温かみを次世代につなげようと開催された展示・即売会「用の美とこころ 民藝展」で約70年ぶりに復活。それ以降、3年毎にさまざまなテーマで開催されています。

2020年のテーマは、「示唆」。この激動の時代において、人々の生活の中の美を“示唆”し続ける民藝の魅力に焦点をあて、柳氏が見出した現存する民藝(本流)と若い世代(ニューウェーブ)それぞれの作り手・配り手と連携させ、これからの時代の民藝のある暮らしを提案しています。

柳 宗悦氏の見出した現存する民藝の本流の作り手を一部ご紹介

※記載している出展内容は一部変更となる場合があります。

◆東北の民藝
・シンプルかつ素朴な味わいが特色。北限の民窯と言われる「久慈 小久慈焼(岩手)」
・現在の作り手は70歳以上の高齢者。丈夫で美しい「竹編のかご(岩手)」
・使い続けるうちに光沢が出て美しく育つ本漆を使用した「浄法寺塗(岩手)」
・秋田杉を素材に、伝統の曲げと塗りの技でつくられる“曲げわっぱ”。「大曲 曲げ物[栗久](秋田)」

◆関東の民藝
・素朴な土の味わいを感じる「益子焼[濱田門窯][佐久間藤太郎窯](栃木)」

◆北陸・中部・東海の民藝
・使うほど色味が変化し「育つ器」として料理人にも人気な「瀬戸焼[瀬戸本業窯](愛知)」

◆近畿の民藝
・丈夫で使いやすく見た目も美しい箒(ほうき)。 国産棕櫚(しゅろ:ヤシ科植物)にこだわりのある「海草郡 棕櫚箒(和歌山)」

◆中国地方(山陰)の民藝
・地元産出の粘土・釉薬(ゆうやく)を使ったシンプルな形、深く鮮やかな色調が特徴「松江 布志名焼[湯町窯] (島根)」

◆中国地方(山陽)・四国の民藝
・砥部(とべ)で現存する最も歴史のある窯元。使う人の気持ちに寄り添う「伊予郡 砥部焼[梅山窯](愛媛)」

◆九州の民藝
・様々な技法で表現される独特の文様が特徴の「小石原焼(福岡)」
・釉薬の調合割合、焼成温度の変化などにより、 微妙な発色方法を使い分ける「小代焼 [ふもと窯](熊本)」
・陶芸技法として国の重要無形文化財指定を受けている「日田皿山 小鹿田焼(大分)」※窯元7軒が参加予定。
・竹の切り出し、竹を割いて竹ひご作りから篭の製作まですべて一人で行う「青竹工芸[桐山工房](大分)」

◆沖縄の民藝
・沖縄らしいエネルギッシュな大胆さ、海や大地の豊かさを感じさせる「読谷山焼[北窯](沖縄)」
・太平洋戦争後の資源難から生み出されたのが琉球ガラスの始まり。今も再生ガラスによるモノ作りが続いている「那覇[奥原硝子製造所](沖縄)」

民藝運動の継続・実践を担う配り手、各地で奮闘する若き配り手も!

民藝の心を伝える重要な役割を担う「配り手」たち。「銀座たくみ」「くらしのギャラリー(岡山県民芸振興株式会社)」「plug(丹波篠山)」「テクラ(静岡)」「Gallery sen(松本)」「現代イギリスの陶芸 ギャラリー・セントアイヴス(東京)」など、民藝運動と共に歩み現在も注目を集める名店、「民藝のセレクトショップ」とも言える各地の小売店から、若き配り手の感性で集められたお薦めの品々も揃います。

注目トピックス!特別企画「民藝運動フィルムアーカイブ」

マーティ・グロス氏

マーティ・グロス氏

民藝運動を起こしたメンバーの一人、バーナード・リーチ。彼が1934~35年にかけて来日した際、当時貴重であった16ミリ機材で日本各地の民藝産地を撮影したフィルムを、日本文化に長年深い興味を持ち続けるカナダ人映像作家のマーティ・グロスが、晩年のリーチから直接譲り受けました。以降民藝文化の継承のため、40年以上にわたって日本、世界各地に眠っている民藝に関する映像などを調査し続けています。

会場では、リーチが来日時に撮影した映像、益子や小鹿田での作陶風景、柳 宗悦の民藝発見にいたる源流である朝鮮半島の陶工の作業風景、リーチ本人が柳氏と朝鮮で撮影した映像など、本邦初公開を含む貴重な映像をデジタルリマスター版で公開!


他にも、民藝展×Discover Japan「民藝と、暮らす」、民藝展×美術手帖 「アートから見る未来の民藝」など、民藝の面白さを味わえる展示企画が目白押し。

高島屋オンラインストアでも販売中!

今回は、高島屋オンラインストアでも一部販売されています。

すでに売り切れている商品も多いので、お目当てのある方、興味を持った方はぜひ高島屋の会場まで行ってみてくださいね!

ーおわりー

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