日本のメンズ服飾業界を牽引してきた白井俊夫氏、鈴木晴生氏、鴨志田康人氏、3名のウエルドレッサー。その軌跡から読み解く、戦後メンズファッション史『The three WELL DRESSERS』(万来舎)が、6月11日(木)より発売されます。著者は、ミューゼオ・スクエアのビスポークテーラー取材記事でもおなじみ、服飾ジャーナリストの倉野路凡さん。
著者:倉野路凡
倉野さんのコメント▶︎「洒落者で有名な3人の半生を描いています。よくある、着こなしのハウツー本でもありません。
彼らが洋服に目覚めた頃の時代背景を丁寧に書いたつもりです。『この頃にこのブランドがあったんだ~』とか、時代考察するのも楽しいと思います。
また、カラー写真を多く載せるなど、とくにメンズファッションに興味のない方にも楽しんでもらえる内容に仕上がっています」
登場するのは、クラシコ イタリアを日本で最初に紹介した、横浜の老舗洋品店「信濃屋」顧問の白井俊夫(1937年 横浜市生まれ)をはじめ、「 VAN JACKET INC.」「テイジンメンズ ショップ」「エーボンハウス」を経て、現在シップス・クリエイティブアドバイザーの鈴木晴生(1947年 東京都生まれ)、「ビームス」を経て「ユナイテッドアローズ」の設立に参画、「ポールスチュアート ジャパン」のクリエイティブ ディレクターとしても活躍している株式会社オフィスカモシタ代表取締役社長の鴨志田康人(1957年 東京都生まれ)の3名です。
彼らの生い立ちから現在までの人生を追うことは、戦後のメンズ服職業界の歴史をたどることでもあります。また、スタイルブックとして活用できる着こなしも満載。プロデュース・ディレクションは、『JAPANESE DANDY』『JAPANESE DANDY MONOCHROME 』を手掛けたことで知られる河合正人氏です。
『The three WELL DRESSERS』(万来舎)¥3400+税
著者/倉野路凡 写真/大川直人 プロデュース&ディレクション/河合正人
発売日:6月11日
www.banraisha.co.jp