伊藤彩は、1987年和歌山生まれの現代美術家。京都市立芸術大学美術研究科絵画専攻油画分野在学中より、小山登美夫氏にその才能を見いだされ、小山登美夫ギャラリー、小山藝術計画の所属アーティストとして、精力的に絵画制作および展覧会を行っている。
2019年4月には、渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで伊藤彩&リチャード・ゴーマン 「Sea Both Sides」を開催し、大好評を博した。今後は、世界のアート界へ活躍の場を広げ、2019年秋にはダブリンでも二人展が開催される予定だ。
「Rapid rabbit hole」では新作の他、制作に用いられたジオラマやマケットなどを撮影した写真が展示され、彼女の独自の制作プロセス『フォトドローイング』を体感することができる。また、クラウドファウンディングを利用した作品集「Rapid rabbit hole」や限定オリジナルグッズの販売も行われる。
オープニングイベントでは、伊藤彩の公私におけるパートナーであるミュージシャンのDavid Gonzalez (デビッド・ゴンザレツ)氏とのユニークな音楽パフォーマンスも実演される。
Vortex 2018 oil on canvas 150.2*150.4cm ©Aya Ito
プロジェクトの発起人は、アートコレクターの佐野仁美氏。
欧米では若手の芸術家を支えるパトロンの文化や仕組みが存在するが、日本にはそのような支援制度があまりない。才能はあっても、残念ながら生活苦から制作を断念してしまうアーティストが沢山いる。そのような現状を嘆くだけでなく、少しでも変えていきたいという思いから今回のプロジェクトをスタートさせた
佐野仁美氏は「作品集は作家の命とも言える、大事な名刺となります。素晴らしい作品集を作ることで、沢山の国内外の美術関係者、コレクターの目に留まり、美術館やギャラリーでの展覧会や企業とのコラボレーションにつながります。伊藤彩は小山登美夫氏に早くからその才能を見いだされ、国内外でも数々の賞を受賞し、日本国内の若手アーティストの中でも抜群の経歴をほこります。伊藤彩の次なる目標は、世界進出です。海外の展覧会で多くの美術関係者、コレクターの方々に知ってもらうことが、彼女を、ひいては日本を知ってもらうことにも通じます。たくさん発表の機会を得るためには、魅力的な作品集がどうしても欠かせないのです」と語っている。
クラウドファンディングのリターンには作品集をはじめ、特別限定オプションとなる「油彩の肖像画」、限定オリジナルグッズ、新作絵画などが用意されている。集まった資金は作品集の制作費全般およびリターンの発送費に充てられる。
詳細は「CAMPFIRE」のプロジェクトページで確認しよう。
伊藤彩「Rapid rabbit hole」
開催日時:2019年7月4日(木)~7日(日) 13~19時
開催場所:コミュニティサロン「Grenier(グルニエ)」 東京都港区南青山5-10-5 第2菅谷ビル
プログラム:
7月4日(木) 19時~オープニング
7月5,6日(金、土) 13時~16時 伊藤彩と楽しむ伊藤農園のみかんジュースサロン
7月7日(日) 11時半~13時半 中島さんの体に優しいやまと薬膳ランチ【要予約】
15時~17時 伊藤彩と楽しむ伊藤農園のみかんジュースサロン