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Nileus platys
ニレウスといえばロシア産の人気種、ニレウス・アルマジロ (Nileus armadillo) が有名ですが、近隣のスウェーデンやノルウェーでも似た種を産出します。
特にスウェーデンの南部に点在する産地には、オルドビス紀中期 (ダーリィニアン) の地層が広がっており、ロシア産の相当する三葉虫の類似種が少量ながら出ます。本種はそのうちの一つ、ニレウス・プラティス (Nileus platys) であります。この地域の三葉虫は、ロシア産ほどには保存が良くなく、この個体のように外殻が剥がれた標本が大多数です。
このプラティスのフォルムはアルジマジロそのままで、茶〜褐色に色付けしたような見た目をしています。ダンゴムシのように、コロコロと丸まっていて可愛らしい標本です。手持ちだった同スウェーデン産のイラエヌス・サルシはなんとなく手放してしまいましたが、本種は愛着があり、手元に残しました。
Trilobites
2023/07/01 - 編集済みスウェーデン産では一般種かの如く本種の産出が多い感じはしますので、二レウスの生育環境としては最適な場所だったんでしょうね。ただその要因が何かは分かりませんが。
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trilobite.person (orm)
2023/07/01なぜでしょうね。ちょっと前にFFストアでも多数入荷していましたが、スウェーデンでは、本種とI. サルシの産出が特に多い気がします。逆に他のスウェーデンオルドビス紀産種の情報が少なく、よくわからない産地でもあります。
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ktr
2023/07/01 - 編集済みスウェーデン産は外殻の保存がいいだけに、剝れが目立つんですよね。
私はちょっとそこが苦手だったりします。
ノルウェイの漆黒の標本は魅力的ですが、出ているのを見たことがありません。
もしかしたらロシア産以上に高価なのかも。
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trilobite.person (orm)
2023/07/01なまじっか、ベースの状態が良いと欠点が目立つんですよね。一方、風化していたり、部分化石がデフォルトの産地・種だと、多少の欠点があっても気にならないと思うのですが、何とも人間の美的感覚の不可思議な点です。
ノルウェイの標本は艶のある黒が美しくて、一つは欲しいものです。MF以外だと、一度edcopeで出てました。ただ今後機会があっても、きっとバカ高くて、せいぜい一種入手が限界かもしれません。