Barrandia homfrayi

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イギリスの三葉虫、バランディア・ホムフライ (Barrandia homfrayi) です。

属名は、かの有名な大家ヨアヒム・バランデ (Joachim Barrande) 先生からとったものと思われます。一方homfrayiは、ソルターなどとも交友のあった、19世紀初頭の化石蒐集家のデービット・ホムフレイ (David homfray) 氏由来と思われます (その確証は見つかりませんでしたが、おそらく) 。

人名 (属名)・人名(種小名)という、ネーミングからして面白い種です。余談ですが、Paradoxides davidisの種小名は、後者のfirst name由来であるようです。

ご覧の通りfree cheekが欠損しています。本当は楕円形のフォルムを持つ種なので、頬の有る無しで見た目がガラッと変わります。ただし本種のみならず、このような頭鞍が大きな三葉虫では、頬部が欠損してこそ異形感が醸し出される気がします。頬があるにこした事はありませんが、これはこれで私には面白く思えます。

イギリスらしい、風化した色合いの母岩・標本もいい感じです。

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    ktr

    2024/01/13 - 編集済み

    なんかとてつもなく大きく見えてしまうんですが、ロクマノレネルスなどの印象が強すぎたせいでしょうか
    それとも自在頬のないのが巨怪感を増しているんでしょうか
    いずれにしても久しぶりにormさんらしい標本が見られたのを嬉しく思います。

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    • 眼を細めてぼーっと見ると、それこそ、頬のないP.davidisに似ていない事もないような気がするんですよね。その辺が巨怪感を想起させるのでしょうか。
      実際は約50mmと程よいサイズで、巨大でこそないですが、仮に150mmオーバーだととてつもない存在感だと思います。

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    Trilobites

    2024/01/13 - 編集済み

    この標本の公開を待っておりました。この大きさで、クッキリしていて良い個体だと思います。本種のfree cheek付は、私も探していた時期はありましたが、もう諦めて無いものを購入しましたが、かえって本種の特徴らしく思えてきました。

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    • 三葉虫の周りの母岩を削って本体のコントラストを上げているので、見目が良いですね。標本によってはわざとらしく良くない処置だと思いますが、本体の色が母岩と一体化したこのよう標本では、致し方ないプレップかなと思います。
      この種などは、いっそ頬ありと頬なしを揃えてもいいかもしれませんね。

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