ソ連/1969. ベロベズスカヤ森林保護(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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【ソ連】
 ソ連には80ほどの自然保護区が設定されている。ベロベズスカヤ森林保護区もその一つで、森林や湿地がよく保存され、切手に描かれたような動物が繁殖している。
 本セットは、雄同士がなわ張り争いをしているヨーロッパパイソンの切手を除いて、いずれも雌と子をテーマにした生き生きとした子育ての場面が取り上げられている。すぐれた動物切手の一つと言えよう。

●ナベコウ(コウノトリ科)
鍋のすみのように体が黒いことから名づけられたが、腹は白い。ヨーロッパから中国に分布し、冬はアフリカなどに渡り、日本に飛来することもある。水辺で魚やカエルや昆虫などを捕食し、巣は森のこずえに作る。大きさ約1m。

●アカシカ(シカ科)
北半球の森林に広く分布するシカで、エゾシカよりはるかに大きく、大きな雄のつのは1.2mにもなる。体の斑点は成熟すると消えるが、尻は色が淡い。雌は5~6月に1匹の子を生み、その子と暮すが、秋の繁殖期には雄に従い、多数の雌と群を作る。

●オオヤマネコ(ネコ科)
北半球の森林にすむ野生のネコ。といっても体は1mもあり、どう猛である。成熟個体は耳の先に毛が伸び、ほほの毛も長い。雌は岩穴やキツネの古巣で1~4子を生む。子は2ヵ月哺乳を受け、6~9ヵ月間は親と共に行動する。

#切手

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