フランス/パリのパノラマ 1989.04.24」【World Topics Stamp Collection】

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『パリの街を一望できる5連印刷切手』

 長い歴史をいまに伝える建造物と、近代建築が見事に調和するパリの街を、そのまま5種連印切手に連続図案で再現したのがこの切手だ。パリは「ファッションの街」、「花の都」と形容される華やかな顔と、2000年以上の歴史を持つ古都の顔をもっている。街の至るところに、歴史を刻んだ建築物が数多く残り、また一方では、技術を駆使した近代的なポンビドゥーセンターやルーブル美術館のピラミッドなどが次々と建てられている。パリが現在、世界で最も観光客の多い都市になっている理由は、こうした、魅力的な新旧の建物が混在する、たいへん見どころがある街だからである。

 そんなパリの見せどころを集めたのが、今回の切手だ。図案には、(左から)副都心デファンスの「箱舟」、パリの象徴「エッフェル塔」、ルーブル美術館の新しい入口となった「ガラス張りピラミッド」、パリの歴史を刻む「ノートルダム大聖堂」、バスチーヌ広場の「オペラ劇場」をメインに、背景には凱旋門、石柱オベリスク、サクレクール寺院、マドレーヌ寺院など、パリの主な建物をほとんど描いている。

 1989年、いま革命200年祭にわくフランスでは、記念行事のひとつとして、郵趣の世界でも革命記念切手を各種発行し、収集家を楽しませている。また、7月7日~17日までの開催のパリ国際展《PHILEX FRANCE89》は、史上最大規模のものとして注目を集めている。そしてパリは、切手の青空市で世界中の収集家に親しまれているように、伝統的な郵趣の街でもある。

※1989年当初の説明です。

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