ハンガリー/1977 熊シリーズ【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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【ハンガリー】
 動物切手を最も多く出している国の一つがハンガリーである。テーマを決めたセットで毎回発行されるが、今回の配布は"熊"がテーマである、低額の3種は問題なくクマ科であるが、高額の2種レッサーパンダとジャイアントパンダは、現在、アライグマ科所属させる学者が多い。中国ではレッサーパンダをアライグマ科、ジャイアントパンダは大熊猫科とする。ただ、発見者のダビット神父は、ジャイアントパンダをクマ科と見ていた。

●ヒマラヤグマ(クマ科)
日本のツキノワグマび原亜種で、ヒマラヤから東アジアに分布する。ニホンツキノワグマに較べてひと回り大きく、身長は2mになり、胸の三ヶ月状の白斑も大きい。ほほの長毛、鼻づらとほほの淡かっ色の部分も特徴。木登りがうまい。

●ホッキョクグマ(クマ科)
北極周辺の海辺や氷上にすむ大きなクマで、雄は体長が2mを超える。繁殖期以外は雌雄別々に暮らす。冬眠はしないが、出産時には雪の中に巣穴を作る。魚からアザラシ。海鳥やその卵、トナカイなどを捕食し、海草なども食べる。

●ヒグマ(クマ科)
北半球の暖帯から寒帯に広く分布し、各地で形態がが異なり、亜種にわけらえている。日本のエゾヒグマもその一つで体長は2mもあるが、ヒグマは小柄な方で、アラスカヒグマは2.8mに達する。水泳はたくみだが、成獣は木登りが苦手。

●レッサーパンダ(アライグマ科)
ふさふさした長い尾があり、パンダの仲間に見えないが、歯の形、ほほ肉の位置や手のひらのこぶ(掌球)などが共通する。パンダと違って爪がネコのように出し入れできる。ヒマラヤ~中国に分布。夜活動し、何でも食べる。

●ジャイアントパンダ(アライグマ科)
中国西部の山地に住む世界的な珍獣。体型はクマに似るが、歯の数は2本少ない40本で、手のひらに掌球があり、尾の下に臭いを出す分泌腺があるなどの点や歯の形で異なる。食物は竹が大好物。成獣は体長が1.5mほどになる。

#切手

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