頭上の敵機
名優グレゴリー・ペック主演の、第二次大戦の米空軍の航空部隊の活躍を描いた戦争映画です。ペックは本作でアカデミー賞候補となり、受賞は逃しましたが共演のD・ジャガーが助演男優賞を受賞。それなりに評価された名作と言えるでしょう。後にTVシリーズにもなっています。
吹き替えはと言うと、ペックはこの人以外ありえない城達也。FMラジオの長寿番組「ジェット・ストリーム」の担当で有名ですね。城さんのペックが聴けるソフトは「ローマの休日」「オーメン」とあと数作。意外と少なくて貴重な一本です。
本作は133分と少し長めの上映時間なんですが、吹き替えの部分は55分しかありません。吹き替えは再放送を重ねる度に削られてしまう場合が多いんですよね。2時間枠の放送で90分以上あったものが90分枠で再放送した結果70分程度しか残っていないという例は多いです。なので原語に切り替わるのは仕方ありませんが、それにしても半分以下しか残っていないのは極端です。権利元に残っていない時は録画しているファンに呼びかけて音源確保に協力して貰うという努力をしたりしますが、大手だとそこまで手が回らないようです。
ここ数年、音源を提供してくれるファンも多いので状況は改善されつつあります。意外な作品が吹き替え付きで発売されるようになりました。それでもメーカーの出すタイミングと音源所有者とのマッチングが上手くいかないと収録が見送られるのが歯痒いです。
#洋画 #吹替え #グレゴリー・ペック
https://youtu.be/SCsubcfr9X8