鉄道コレクション 【第30弾】 近畿日本鉄道 モ18200

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1966年に登場した近畿日本鉄道の特急車両。
京都線および橿原線様の車両で、同年に運行開始した京都駅〜宇治山田駅間の特急に対応しており、京都線系統の特急では初の完全な新車であった。
当時は伊勢特急車から編成記が取られ伊勢(ISE)アルファベットの「i」から取ってi特と呼ばれていた他、鉄道ファンからは製造時期の近い11400系などになぞらえて、ミニエースカーと呼ばれ親しまれた。
1989年に、修学旅行や団体専用に使用していた20100系初代あおぞら号が老朽化と冷房装置がない理由から淘汰されることになり、18200系を改造することによってあおぞらIIが誕生した。
改造にこの車両が選ばれた理由として、21000系(アーバンライナー)が登場したことで余剰になったことや、車体幅が小さくリクライニングしない座席設備など特急車としての居住性には難があったことと、10両と少数ではあるがまとまった数が在籍していて改造しやすかったことが挙げられる。
2005年より12200系を改装した15200系新あおぞらIIを投入することとなり引退。2006年に廃車になっている。

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