Lonchodomas mcgeehei

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古くから知られる古典種で多くの図鑑にも載っているのですが、現物を入手するのが難しい種類であります。たまに入手の機会があっても良質な標本は高額であったりしますので、コレクターの間では人気もあるのだと思います。群れで暮らしていたと思われ、本種以外でも複数体が化石化している状態も見られます。Trinucleoidea(超科)の仲間は、時代が進んでも眼を発達させる事はありませんでしたが、長い3本の棘と触覚など感覚器官を研ぎ澄まして、暮らしていたと思われます。

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    Trilobites

    2020/06/18

    citarius 2017年05月01日 19:57
    私も「世界の三葉虫」を見て以来、ずっと気になっていた種類です。
    細長い三本のトゲはラフィオフォルス類の特徴ですが、オクラホマのはとりわけ優美にみえますね。

    2017年05月01日 21:34
    > citariusさん 
    有名種でも手に入らない典型的な種類だと思います。本標本はMFの本ページに幾つか掲載されていた内の一番高い標本で、購入のために少しずつお金を貯めておりましたが、突如オークションに放出されてしまい、慌てて落札した標本でした。安くは入手できたものの絶対に欲しい標本だったので、ヒヤヒヤだったのを思い出しだしました。

    ORM 2017年05月03日 08:20
    たいていはどちらかが欠けるものですが、cephalic spineとgeral spineのどちらも綺麗に先端までスッと伸びているのが美しいですね。化石でありながら二体の配置も含め、どこか芸術性を感じます。

    2017年05月03日 09:25
    > ORMさん 
    Arbuckle Mountains産は、母岩の白さもあり化石が美しく映えますね。2体で見つかったということはモロッコでも見かけるように群れで暮らしていたのかもしれません。本種の仲間は世界中で見つかるのですが、モロッコ以外は市場に出回ることも少なく、中でもOklahomaとSt.Petersburgからの完全体は高額種となってますね。

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