Calliops armatus

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Calliopsという種類は、単なるファコプスの一種に見えますが、完全体など滅多にお目に掛る事が出来ないような希少な種類であります。体の割に比較的に眼が大きいのが特徴的であります。Bromide 累層からの産出化石は、細かい体表面の保存状態が極めて良かったり、同一種類がまとまって産出する反面、三葉虫は完全体が滅多に出ないのです。この母岩には、腕足類を始めとする当時の様々な生物が散乱しており、死骸の吹き溜まりの様な状態で化石化したと思われますが、当時(オルドビス紀後期)の海底の様子を窺い知る貴重な資料であります。

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    Trilobites

    2020/06/09

    citarius2016年01月03日 20:15
    私もこの種類、最近ヤフオクで手に入れまして、近々感想など書いてみようと思っていた矢先なので驚きました。腕足類もじつにきれいに整形されていて、すばらしくゴージャスな標本ですね。

    2016年01月03日 20:48
    > citariusさん 
    三葉虫以外にも様々な生物が混載している化石は、私的にはとても好みであります。部分化石ということもあり、安価で入手できるのですが、完全体には無い魅力が満載しているのですが、何故人気が無いのか不思議であります。当時の海を想像しながら眺めていると何時までも飽きません。

    ORM2016年01月04日 22:16
    三葉虫のみ単体の標本はacademicな標本然としていてもちろん魅力的ですが、複数生物が混在する標本もおっしゃるとおり当時の海底環境が想像できて本当に楽しいですよね。citariusさんの方のプログでも見てきましたが、特に腕足、海百合、コケムシあたりがよく華を添えてくれてますね。

    2016年01月05日 21:17
    > ORMさん 
    絶滅してしまった三葉虫に感心を持ってから、この古生物が当時の海でどのような位置づけで、またどの様な環境があって多様化したのか気になっておりますが、単体の三葉虫だけでは、ただその姿が美しいとか変わった形態かということは分かっても実際にどの様な暮らしをしていたか窺い知ることは難しいです。そんな疑問を紐解くヒントがこの様な化石にはありますね。

    まっきー2016年01月09日 16:49
    当時の海の様子が垣間見れる面白い標本ですね。コレクションでは対象とする化石が美しいものが求められがちですが、学問の上では当時の環境がどのようなものであっかも重要視されるので、単体の化石だけでなくこのような産状化石にも注目できるのはより高度なコレクターであると自分は思います。

    2016年01月09日 19:19
    > まっきーさん 
    少なくても三葉虫の収集家は、完全体に拘り過ぎている人が多すぎる気がします。確かにコレクターとしては、状態が良いものの方を求めてしまう気持ちは私も変わらないのですが、部分であっても完全体とは違った魅力が満載であることを伝えられればと思っています。

    ここほれごんごん2016年03月13日 13:50
    おっしゃるとおりです。海底をそのまま再現したような趣のあるよい品だと思います。飽きませんね。

    2016年03月13日 20:24
    > ここほれごんごんさん 
    クリーニングにも結構手がかかっていると思うのですが、この手の標本は日本では人気が無いのか、ここほれごんごんさん(三葉虫の巣穴)が昨年末に幾つか放出しましたが、余り値が上がりませんでしたね。この手の標本が評価されれば三葉虫収集の幅はぐっと広がりますよね。

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