Gravicalymene yamakoshii

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カリメネは、オルドビス紀からデボン紀まで姿を変えず三葉虫の中でも完成形の一つであります。カリメネが生き延びた最期の時代であるデボン紀に入ると、その仲間は激減して希少種になってしまいます。福地では比較的多産した種類ではありましたが、世界的に見ても福地のカリメネは最後の姿を残す貴重な存在です。福地の化石採取に多大な功績を残した故山腰 悟氏の名を冠しています。本化石は、頭部のみの部分化石で、この地の産状として完全体で見つかることは殆どありません。

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    Trilobites

    2020/08/09

    ORM2018年07月30日 21:16
    ヤマコシィは数あるカリメネの中でも、大型の部類ですよね。大型個体の完全体は私は見た事はありませんが、もしあれば、70-80mmぐらいのかなり立派なものだったのではないかと思います。

    2018年07月30日 22:34
    > ORMさん 
    カリメネは、世界的にみても時代により大きさが変化する傾向が分かりますね。オルドビスは最大、シルルは小さめ、デボンはまた大型化。その時代の気候に左右されてるでしょうから、デボンは古生代の中では温暖だったんでしょうね。

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