中国/1963.ジャイアントパンダ【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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【中国】

 中国は広い。熱帯系のゾウやヒョウなども棲息しているし、特産の動物も少なくない。その第一はジャイアントパンダだが、ほかにも切手になったコバナテングザル(金糸猿-1963年3種)やヨウスコウカワイルカ(1980年1種)をはじめ、シカのなかまのシフゾウやキバノロ、カモシカのなかまのターキンやチルーなど世界的に貴重なけものがいる。

●ジャイアントパンダ(アライグマ科)
 四川省の山奥にすむ数の少ない国際保護動物。フランスのダビット神父によって、1869年発見された。えさは主にササやタケで、鋭い歯でかみくだく。動物園ではリンゴや野菜を食べミルクも飲む。生まれたばかりの赤ちゃんは百数十グラムしかない。ところが成長は早く、1ヵ月で2キロにもなる。

 パンダの切手は中国で1959年に発行された中央記念博物館の記念切手に、飾り模様のように配されて登場したのが最初。1963年に本格的なデザインで3種出た(リーフ上の切手)。さらに1973年にはサイズがやや小さくなって、6種発行された。この2点はともにパンダを描いたら当代一といわれる、有名な画家、呉作人の作である。

#切手

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