ウェイト・リフティング(アルバニア)「世界のスポーツ切手コレクション」

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 この切手はアルバニアで発行されたもので、ウェイト・リフティングを称えています。このスポーツの始まりともいうべきコンテストが行われた史上最初の記録は、古代キリシアの第1回オリンピック大会をおよそ1000年もさかのぼります。しかし、意外にもウェイト・リフティングは古代オリンピック競技種目の中にには含まれませんでした。1896年、近代オリンピック大会が開催されるに至って初めてウェイト・リフティングはオリンピック種目となったのです。

 ウェイト・リフティングの競技者は、体重によって分けられ、フライ級(52kgまで)からスーパーヘビー級(110kgを超えるもの)まであり、各クラスの競技者は、両手で上げる試技を2回ずつ行います。スナッチというのは、掌を下向きにしてバーベルをつかんだ後、膝を曲げたままそれを一気に頭上へ持ち上げるもので、ジャークはバーベルをまず肩まで上げ、次いて腕と脚を伸ばして行きながらバーベルを頭上に差し上げます。

 歴史上最も有名な重量挙げ選手は、ソビエトのヴァーシリィ・アレクセエフでしょう。スーパーヘビー級のアレクセエフは1970年代のウェイト・リフティング連盟の世界タイトル6個を獲得しています。巨人アレクセエフは体重およそ158キロで、240kg以上の重量挙げに成功しています。

※1980年当初の説明です。

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