黒田清輝 ≪舞 妓≫(1893年) 「近代美術シリーズ初日カバー」

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黒田清輝

慶応2年(1866)6月29日、島津藩黒田清兼を父に鹿児島に生まれる。明治5年伯父の元老衆議院黒田清綱の養子となり、翌6年上京する。幼いl頃から漢字をはじめ英語、フランス語などの外国語さらに日本画、水彩画を学んだ。明治17年法律学を修めるためにフランスへ留学したが、パリで山本芳翠、藤雅三などの画家と親交を結び油絵に関心をもつ。明治19年外光派の画家ラファエル・コランに師事し、しばらく法律と絵画の勉強を両立させようと努力したが、20年ついに画家として立つ決意を固める。以後絵画修行に専念し、早くも明治22年「読書」がサロンに入選した。明治26年帰国、明治美術会に滞欧策や帰国後の作品を発表し、その本格的な油絵表現の技法と印象派風の明るい色彩は画壇に新鮮な衝撃を与えた。彼が移植した外光派表現はその後の日本洋画の主流を構成したが、黒田自身も明治27年画塾展眞道場を開き、29年美術団体白馬会を結成し、さらに東京美術学校西洋画科の教授をつとめるなど、画家としてだけではなく美術教育家、美術行政家としてもつねに指導的立場に立ち、近代日本洋画の展開に大きな足跡を残した。大正13年7月15日歿。

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■黒田清輝画「湖畔」
https://muuseo.com/stamp_collection/items/111

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