小林古径 ≪阿弥陀堂≫(1915年) 「近代美術シリーズ初日カバー」

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小林古径

明治16年(1883)2月11日新潟県で生まれる。本名茂。4歳で母を、9歳で兄を、11歳で父を失い、孤独な少年時代を過ごした。明治32年妹と遠縁の親類に引取られて上京、日本画家を志して梶田半古の門に入った。その誠実な人柄とすぐれた画才は多くの人に愛され、特に岡倉天心、原三渓は数々の援助を与えている。明治43年安田靫彦、今村紫紅らの組織した研究団体紅児会に加入し、このころ大和絵をはじめ古画の研究に没頭した。大正3年第1回再興院展に「異端」を出品して同人に推され、11年には前田青邨とともに日本美術院留学生として渉欧、西洋美術を学んだ。依頼日本画壇を代表する画家として活躍し。古典のもつ端正で清澄な美しさを近代造型のうちに求めて、独自の厳しい追及を進めたが、再興院展を中心に発表した「清姫」「髪」「鶴と七面鳥」などの作品は近代日本画に新しい表現様式を確立したものとして、今日もなお高く評価されている。昭和25年文化勲章を受けた。

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