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- 78F 世界のスポーツ切手コレクション
- セーリング(フランス領ポリネシア)「世界のスポーツ切手コレクション」
セーリング(フランス領ポリネシア)「世界のスポーツ切手コレクション」
1950年代の半ばに、ホバート・"ホビー"・オールターという若い船舶設計者が、世界最初の量産型サーフボードを世に紹介しました。バルサ材とファイバークラス製のオールターのサーフボードは。何百万もの人たちにサーフィンの楽しみを与え、大洋が陸地と接する至る所で今日でも尚栄え続けているはなやかな下位文化(サブカルチャー:例えば、日本ではかつての太陽族、現在の湘南族などをさす)を誕生させたのです。
1960年頃にはすでにオールターは、発泡ポリウレタン製のオーダー・メイドのサーフボードを製造しており、これによってさらにサーフィンの人気を高めました。その後60年代後半になって、オールターはセーリング(帆走)に関心を持つようになりました。彼は、カリフォルニア、サンファン・キャピストラーノにあるかまぼこ型の小屋にこもって、サーフィンのスリルとセーリングの楽しさと結び付けようと試みたのです。
いくつかのデザインをテストした後、オールターは、ポリネシア人の用いる舷外浮材(アウトリガー)を思わせるような双胴船を建造しました。各船体の船首は太くて左右対称、船尾は細くて左右非対象の形をしていました。この双胴型デザインは非常に効率よく波を切って進むことがわかり、帆走で時速40キロの速度にまで達しました。
オールターはこの船を「ホビー・キャット」と名づけ、1968年に公表しました。以来、頑丈で軽いこの船は世界各地で販売されてきました。「ホビー・キャット」は、スピードを求めて波に乗り、かつ楽しみそのものを求めて帆走する、という2つの機会を人々に与えているのです。
※1984年当初の説明です。
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