ラペタ(ニュージ-ランド領トケラウ諸島)「世界のスポーツ切手コレクション」

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 南太平洋のニュージーランド領トケラウ諸島が発行したこの切手は、土地の人気スポーツ、ラペタを称えるものでうす。ラペタはイギリスで行われるラウンダーズとよく似たゲームで、投げられたボールを打って、一定の標柱もしくはベースを回るというものです。1,500人のトケラウの住人たちは、ラペタの他にもいろいろなスポーツを楽しみます。特に人気があるのは、魚つり、カヌー競争、ラグビーなどです。

 サモア島の北480キロほどの所にあるトケラウ諸島は、ファカオファ、ヌクノヌ、アタフという3つの環礁からなりたっています。住民の多くはポリネシア人で、文化的にも言語的にもサモアの住民と密接なつながりを保っています。主要な産業はコプラの生産、木工細工や編物細工などです。

 1765年7月24日、イギリスの海洋探検家、キャプテン・エドワード・エドワーズが、バウンティ号の反乱者たちの捜索に太平洋を航行中、ヌクノヌ島を発見しました。また、ファカオファ島はアメリカ人のスミスという船長が1835年に発見したとされています。

 トケラウ諸島は1877年にイギリスの支配下に入り、その後1925年ニューザーランド領となりました。

※1984年当初の説明です。

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