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ウガンダ「日本の美術」1989.5.4【World Topics Stamp Collection】
『史上空前のジャポニカ』
外国が発行した日本にちなむ図案の切手を、「ジャポニカ」とか「ニッポニカ」とか呼び、ひとつの収集テーマになっている。このジャポニカ切手を英領17ヵ国が、いっきに発行することで、いま話題になっている。その先陣をきって、ウガンダが発行したのが上の切手だ。図案は、葛飾北斎の浮世絵「富士三十六景」より、▷10シリング=「神奈川沖浪裏」、▷15シリング=「信州諏訪湖」、▷120シリング「山下白雨」、▷200シリング=「下目黒」で、典型的なジャポニカ切手だ。
ジャポニカブームを呼んだのは、1970年の大阪万国のときのことで、各国から100種以上発行された。図案はバラバラで、今回のように17ヵ国が「日本の美術」を共通テーマに、大阪万博を上回る143種もの切手を発行するのは初めてだ。しかも、切手の製造元が同じために、統一のとれたオムニバス形式になっている。
これだけ大量の切手が、この時期に出た理由のひとつは、昭和天皇の逝去にともない、世界中が日本の新しい時代の門出を祝ってくれたことにある。そのため、切手のまわりの耳紙(マージン)などに、「昭和」や「平成」の文字が感じで入れられている。だが、これは今回の一連のジャポニカ切手を発行するための建て前にすぎず、本音は、金持ち日本をターゲットにした「金モウケ」というのが、一般的な見方である。したがって、切手の図案も、先にグレナダから発行されて人気を呼んだ「南野陽子」と同じく、明らかに日本の収集家の"ウケ"を考え、人気の高い「文通週間」と同じ図案があったりする。しかし、日本の切手が精巧なグラビア印刷なのに対し、上の切手はオフセット(平版)印刷で、その差は埋めようがない。
※1989年当初の説明です。
#切手
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お気に入り切手ミュージアム
2020/04/07郵趣サービスさん。。。
この解説でよいの。。。マジで(^_^;
バブル時代の日本は世界の日本でした!!
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