第7集 京扇子(2) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)

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 扇子は、あおいで涼をとる用具だけでなく、多くの儀礼、所作にかかせない小道具として重用されている。すなわち、贈物、歳の節目の内祝としての配りもの。装身具、礼儀や舞踊などの用具と、いろいろの使い道があるが、これらのなかには、一定のきまりのあるものもあるので、次のことなどは一応知っておくとよい。

 黒留袖などの礼装には黒塗骨の金銀扇、喪服には黒染骨の鈍色地紙扇、結納前の扇子交換は新郎には白扇、新婦には金銀扇を贈る。祝意を表わす儀式に参加する場合には、男は細骨、女は黒骨金銀扇などである。

 また、扇子は閉じても、開いてでも、さらに半開きでも使える。太陽をさえぎる。虫を払う、顔をかくす、ものを指す、ものを受けるなどの手の延長として用いるし、身の動きを美化させたり、美しさを加えたりすることができる、まことに重宝なものである。

 京扇子の特色である絵模様は、四条派、狩野派などの京絵の影響を受けた、色彩豊かで、金銀箔をふんだんに使った豪華なものである。

※1985年当初の説明です。

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