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(C1010-1011)高山植物シリーズ 第3集 初日カバーコレクション
発行日 1985.1.25 キバナシャクナゲは、ツツジ科の常緑低木で、幹が横にはうため、高さは高くならず20~50センチ、北海道、本州中部以北の高山帯に生息し、7~8月に5つの花弁の黄色の花を咲かせる。 オヤマノエンドウは、マメ科の多年草で根は太く地中深く伸び、短い毛に覆われた茎がいくつかに広がっている。本州中部地方の高山で日当たりのよいところに生育する。 ※1984年当初の説明です。 額面・種類 60円 2種 図案 ①キバナシャクナゲ ②オヤマノエンドウ 原画構成者 ①古川 光徳 ②東角井 良臣 版式・刷印 ①②グラビア4色 凹版1色 印面寸法 ①よこ25×たて33.5ミリのよこ型 ②よこ33.5×たて25ミリのたて型 シート ①よこ4×たて5=20面構成 ②よこ5×たて4=20面構成 発行数 ①②3,100万枚 #切手 #初日カバー #FDC #高山植物シリーズ ■村田ユリ女史(自然植物画家)によるカバー挿絵による初日カバーとマキシマムカード ①キバナシャクナゲ https://muuseo.com/stamp_collection/items/158 https://muuseo.com/stamp_collection/items/159 ②オヤマノエンドウ https://muuseo.com/stamp_collection/items/189 https://muuseo.com/stamp_collection/items/190
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(N41A)1985年用年賀小型シート 初日カバーコレクション
発行日 1985.1.21 この小型シートは、お年玉つき年賀はがきの4等商品で、「作州牛」を描いた1985年用の年賀切手を2枚組み合わせたものである。なお、縦型小型シートで発行されたが、縦型の「お年玉小型シート」は、1974年用以来10年ぶりである。また、引き換えは例年1月20日から始まるが、今年は1月20日が日曜日にあたったため、1月21日からはじまった。 ※1985年当初の説明です。 額面・種類 40円 2枚組み合わせ 図案 郷土玩具「作州牛」 原画作者 森田 基治 版式・刷印 グラビア 5色 印刷・寸法 よこ72×たて93.5ミリのたて型 発行数 発表なし #初日カバー #FDC
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第7集 京扇子(2) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
扇子は、あおいで涼をとる用具だけでなく、多くの儀礼、所作にかかせない小道具として重用されている。すなわち、贈物、歳の節目の内祝としての配りもの。装身具、礼儀や舞踊などの用具と、いろいろの使い道があるが、これらのなかには、一定のきまりのあるものもあるので、次のことなどは一応知っておくとよい。 黒留袖などの礼装には黒塗骨の金銀扇、喪服には黒染骨の鈍色地紙扇、結納前の扇子交換は新郎には白扇、新婦には金銀扇を贈る。祝意を表わす儀式に参加する場合には、男は細骨、女は黒骨金銀扇などである。 また、扇子は閉じても、開いてでも、さらに半開きでも使える。太陽をさえぎる。虫を払う、顔をかくす、ものを指す、ものを受けるなどの手の延長として用いるし、身の動きを美化させたり、美しさを加えたりすることができる、まことに重宝なものである。 京扇子の特色である絵模様は、四条派、狩野派などの京絵の影響を受けた、色彩豊かで、金銀箔をふんだんに使った豪華なものである。 ※1985年当初の説明です。 #切手 #初日カバー #FDC #伝統的工芸品シリーズ
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第6集 出雲灯ろう(4)(伝統的工芸品シリーズ切手 マキシマムカード)
雪見型(個人蔵) 雪見型石灯ろうは、庭園用として広く用いられている。庭の風景の一つとして見られ、池のほとりなどに置かれる。丈は低いが笠は大きい。中台、火袋、笠は八角形か六角形か丸型で、竿と基礎の代わりに、丸石から彫り出した三本か四本、まれに六本の足がついている脚付型である。 #切手 #初日カバー #FDC #マキシマムカード #伝統的工芸品シリーズ
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第6集 出雲灯ろう(3)(伝統的工芸品シリーズ切手 マキシマムカード)
春日型 (個人蔵) 春日型灯ろうは、奈良の春日大社に多く見られるので、春日型といわれ、社寺用の石灯ろうに多い。各部が揃っている基本型で、丈は高いが、笠は大きくない。火袋は、六角形か四角形で、二方に雌雄の鹿、他の二方に雲形の日月を彫ったものが多い。 #切手 #初日カバー #FDC #マキシマムカード #伝統的工芸品シリーズ
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第6集 出雲石灯ろう(2) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
石灯ろうは、社寺への献灯から庭園の照明、添景と発展した。実用的な社寺用は標準的な形式で、各部が完備しており、観賞用を主とした庭園用は、火袋以外の構成部分の一部を省略するか、変化させている。 分類、名称は、いろいろあるが、ふつう構成部分の状態により、基本型(普通)と変化型(異形)に分かれている。また、時代、産地、大小、石質、使用目的、所在社寺、関係人物、安置法、主要厚生部の平面形等による分類も行われている。 庭園用のものは、基本型、生込型、脚付型、置灯ろう型、変化型がある。現在、基本型の春日灯ろうと変化型の雪見灯ろうで全体の60%を占めている。 ※1985年当初の説明です。 #切手 #初日カバー #FDC #伝統的工芸品シリーズ
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第6集 出雲石灯ろう(1) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
石灯ろうは 燃灯供養の意味で仏堂の前に設けられたり、神社に献灯として設けらていたが、のちに庭園に、さらに近世になって、一般家庭の庭の景物としても用いられるようになった。出雲地方では、平安時代の頃から石工芸が始まり、鎌倉時代には宝塔(ほうとう)、宝篋印塔(ほうきょくいんとう)、手水鉢(ちょうずばち)、狛犬(こまいぬ)等が作られていたが、石灯ろうが作られるようになったのは江戸時代(1596~)になってからである。 石灯ろうは茨城県の真壁、愛知県の岡崎、香川県の庵治が大産地であるが、出雲地方では福岡県の八女とともに軟石の石灯ろうの産地として知られている。島根県の出雲市、穴道町、玉湯町、松江市、鳥取県の境港市で生産されている。春日型、六角雪見型、濡鷺型、草屋型、織部型、五重塔の六つの基本型と、これらの同系の型がいろいろある。石材の来待石は、暗灰色をしていて、美麗とはいえないが、軟石で質が均一なので加工しやすく、苔もつきやすい。また耐寒、耐熱にすぐれている。なお、石灯ろうのほかに、手水鉢、狛犬、家庭用の置物等も作っているが、庭園向けのものが最も多い。 伝統的な技術、技法としては型作りは手斧、つるはし、三本刃、ノミによる手掘りで、各部(宝珠、笠、火袋、中台、基礎、基壇)の接合は、笠と火袋の接合以外はほぞ接ぎ(双方に反対の凸凹をつくって接ぎ合わせる)による。彫りにノミを用い、浮彫り、筋彫り、透かし彫り、丸彫りによる。伝統工芸士は現在12名(加工)いる。 ※1985年当初の説明です。 #切手 #初日カバー #FDC #伝統的工芸品シリーズ
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第6集 輪島塗(4)(伝統的工芸品シリーズ切手 マキシマムカード)
滝昇鯉蒔絵杯、松鶴波蒔絵杯台 (輪島漆器会館資料館) 杯は、総朱塗りで、外縁には布着せがしてあり、見込みの蒔絵の落水、鯉の鱗は、部分ごとに炭粉の下蒔きで肉をつけて、金粉を研出している。杯台の中鏡は高蒔絵、平蒔絵、削出蒔絵を併用して波を描き出している。台の側面は金平蒔絵で、内側に鍚粉は代用 梨子地、上縁と方形入角のえぐりには、金平目が置かれている。 #切手 #初日カバー #FDC #マキシマムカード #伝統的工芸品シリーズ
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第6集 輪島塗(3)(伝統的工芸品シリーズ切手 マキシマムカード)
潤塗尊花沢金杯洗 (輪島漆器会館資料館) 杯洗は、朝顔形に端反りを持たせた挽物で、二個一対のうちの一個である。 布着せ、地の粉下地、内側は朱、外側はうるみ(黒ずんだ赤茶色)、裏は黒漆塗りで、沈金は太いノミで彫ったけんらんたるものである。 #切手 #初日カバー #FDC #マキシマムカード #伝統的工芸品シリーズ
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第6集 輪島塗(2) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
切手の作品は輪島塗の代表的な加飾法である蒔絵、沈金による作品で、明治、大正時代に作られ、いずれも現在輪島漆器会館資料館に所蔵されているものである。 蒔絵とは、塗面に漆で文様を描き、金銀粉を蒔いて金銀の絵文様を表わす技法で、平蒔絵、高蒔絵、研出蒔絵の三種に大別される。また、その地蒔として金地、平目地、梨子地などが、装飾として使われる。 沈金とは、中国で鎗金(そうきん)と呼ばれるもので、塗面に文様を線刻し、そこに金箔を埋めて。金の絵文様を表わす技法である。金箔の代わりに、銀箔を持ち家うこともあある。 ※1985年当初の説明です。 #切手 #初日カバー #FDC #伝統的工芸品シリーズ
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第6集 輪島塗(1) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
輪島塗は、石川県の輪島市で生産されている漆器で、輪は国の漆器の中で、高級品としての信用度は高い。起源については諸説あるが、今日残されいる資料によれば、漆器技法がほぼ完成したのは室町時代の1400年頃とされている。 製品は、飲食什器、茶道具、小物、室内装飾品その他で、生産額では、テーブル・棚類、茶道具、椀類が多い。製品の特色としては、堅牢なこと、沈金の自由なノミさばきと線の美しさが挙げられる。椀生地には、木目の緻密なケヤキを、指物や曲物木地には、弾力があって強靭なヒバ(輪島地方ではアテという)を使い、必要な個所には布着せをして地の粉下地をする。さらに欠けやすい角などには漆を吸い込ませて補強する。生産は椀、指物、曲物、朴の各木地、塗師、ろいろ、沈金、蒔絵の八つの分業で行われ、ほかに研物が女子の仕事として独立して行われている。 伝統的な輪島塗の木地は、ヒバ(アスナロの別名)、ケヤキ、カツラ、ホオノキの逸物、指物または曲物で、指物、曲物はこくそ漆を使て接着する。木地には麻または寒冷紗で布着せし、地の粉下地(生漆に来のりと輪島地の粉を混ぜ合わせたものを塗付して研ぐ)を繰り返して行う。上塗は、精製漆で花塗またはろいろ塗をし、加飾する場合は、沈金か蒔絵による。伝統工芸士は現在、木地6名、髤漆(漆塗り)23名、加飾9名、合計38名いる。 ※1985年当初の説明です。 #切手 #初日カバー #FDC #伝統的工芸品シリーズ
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第5集 南都鉄器(4)(伝統的工芸品シリーズ切手 マキシマムカード)
波に鯉鉄瓶 (藤田萬蔵作 盛岡榎本美術館) 波間に跳ねる鯉を描いた絵を模様とした米沢富士形(肩のある富士形)の鉄瓶。鉄瓶は、茶釜の約束にならって、注ぎ口を右側に置いた位置を正面とし、文様は正面につけ、反対側には補足する文様を配するのが普通である。切手の鉄瓶の模様は、裏側に主文様があり、古いものとしては珍しい。原画をそのまま鉄瓶の文様にしたためであろう。藤田家、前の鈴木家はいずれも江戸時代から続いている鋳物師の家系である。 #切手 #初日カバー #FDC #マキシマムカード #伝統的工芸品シリーズ
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第5集 南都鉄器(3)(伝統的工芸品シリーズ切手 マキシマムカード)
霰地南部形鉄瓶 (十一代鈴木喜八作 盛岡榎本美術館) 南部古来の型である南部形の鉄瓶。羽欠き(はがき)といって垂れ下がった銅の下部が不規則に欠けている。羽欠きとは元来は羽(胴と底の繁ぎ目にある出っぱった羽)を欠いたときにできた模様を称したが、後に作意的に羽欠きを作って一種の模様としたものである。あられ文は鉄器の代表的な模様で、これは小あられ文といって、細かいあられの模様である。 #切手 #初日カバー #FDC #マキシマムカード #伝統的工芸品シリーズ
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第5集 南都鉄器(2) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
一般に用いられる鉄瓶は、茶の湯釜のうち、注ぎ口と弦(つる)のついた野点(のだて)用の手取釜が、日用の湯沸かしとなったものであるといわれている。鉄薬罐(てつやかん)ともよばれていたが、江戸時代の終わりに鉄瓶と呼ばれるようになった。 底の内側に何枚かの鉄片を漆で2~3ヵ所張りつけたものがあるが、これは煮金(鳴金)といって、湯を沸かしたとき音を発するためのものである。 ※1985年当初の説明です。 #切手 #初日カバー #FDC #伝統的工芸品シリーズ
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第5集 南都鉄器(1) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
「アラレ」といういぼ状の突起が、きれいに並んでいる文様の南部鉄器で有名な南部鉄器は、岩手県の北上山系からとれる良質な鉄の鋳物で、盛岡市と水沢市で生産されている。盛岡の鉄器は、桃山時代(1582~1603)、領主南部利直が京都から鋳物師を招いて、茶道の湯釜を作らせたのが始まり。また、水沢の鉄器は、後三年の疫の後(1087~)、藤原清衡が近江国から鋳物集団を招いて、豊田城周辺で鋳造にあたらせたのが始まり。 製品は、茶の湯釜、鉄瓶、香炉等の茶道具、置物、壁掛等の装飾品、花器、灰皿、鍋、鍋敷、風鈴などである。いろりや火鉢が使われなくなった現在では、鉄瓶の需要は少なくなったが、木や陶器といった他の素材と組み合わせて、ホテルやレストラン向けのステーキ皿やシチュー鍋、キャンドルウォーマー、インテリア等、新しい分野の製品が作られている。素材で重圧な形、黒光りして美しい鋳肌(いはだ)、堅牢な作りが特色である。 伝統的な南部鉄器は、砂鉄または鋳物用の銑鉄を用い、鋳型は砂利で、溶かした鉄が直接当たる部分には真似(絹でこした細かい砂)を用いる。鋳型を作るには、挽き型または込め型により、挽き型の場合には、鋳型の表面に文様押しまったは肌打ち(天明肌、ゆず肌、くさらし肌、虫喰い肌、きのこ肌、印毛肌等)をする。できた鋳型はさらに焼成し、乾燥する。鋳物の表面は漆および鉄漿(おはぐろ)で着色し、料理用具には金気(かなけ)止めをする。伝統工芸士は現在13名いる。 ※1985年当初の説明です。 #切手 #初日カバー #FDC #伝統的工芸品シリーズ
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