The Sir Douglas Band / Texas Tornado

0

(1973)
サー・ダグラス・バンド名義のダグ・サームのアルバム。サームとジェリー・ウェクスラー、アリフ・マーディンのプロデュース。
アナログのA面では、ホーンを大胆に導入しているのが大きな特徴である。それによってかなりブルージーな色を感じられる。ボビー・ブルー・ブランドが歌った“Ain't That Loving You”が聴きどころのひとつ。サームのギターにも要注目。
ボビー・チャールズのカヴァー“Tennessee Blues”では、Dr・ジョンのピアノのイントロをバックに歌い始め、いろいろな音が重なっていく。その音は入ったり出たりと、複雑に構築されている感じがいい。
B面ではらしさを感じる曲が並び、“Chicano”ではフラーコ・ヒメネスのアコーディオンがいい音色を聴かせてくれている。タイトル曲の“Texas Tornado”は代表曲のひとつだが、オーギー・メイヤーズではなく、バリー・ゴールドバーグが素敵なピアノとオルガンを弾いている。
CD屋では見かけなくなった、聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. San Francisco FM Blues
02. Someday
03. Blue Horizon
04. Tennessee Blues
05. Ain't That Loving You
06. Texas Tornado
07. Juan Mendoza
08. Chicano
09. I'll Be There
10. Hard Way
11. Nitty Gritty

Default