100系新幹線 3Dシート

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みどりの窓口で配布されたものだそうだ。見る角度によって絵柄が変わって見える3D式のもの。
100系新幹線のグランドひかりは二階建てが4両付いていた。
宮福鉄道株式会社が1989年に北近畿タンゴ鉄道に社名変更したのと、大社線が描かれているので(1912〜1990)平成元年辺り配布された物だ思われる。

〈ここに注目!鉄ちゃんの今の時代から見るクスッとくる小ネタ集〉

・100系グランドひかりをはじめ、JR西日本を走る列車たちには懐かしい面子の車両たちが描かれている。0系はともかく、エーデル、スーパー雷鳥、マリンライナー、スーパーくろしおとほとんど引退している車両である。
この中で今も現役なのはSLやまぐち号だけ(正確に言えばくろしおの写真の381系の車両自体も現役だが、それはやくもである)。

・やまぐち号のC57形蒸気機関車だけを見れば、C57形蒸気機関車より後に製作された車両がすべて引退していることになる。

・0系ウエストひかりのシネマカーのことが書かれているが'シネマカー'とは書かず'ビデオカー'になっている。これは貴重。シネマカーは映画館をイメージした本格的なビデオ室として1988年より、一部のウエストひかりの編成に組まれていたが、目的地に到着するまで映画が終わらないなど不評であったため1994年に消えていった。「となりのトトロ」とか上映されていたらしい。

・スーパー雷鳥の行き先が神戸〜富山又は長野といった臨時ダイヤ。バブルの頃のJRは「え?こんな車両がここにも来るの!?」という普段は行かないような車両が遠方に足を伸ばしていた。

・マリンライナーの編成がマリンライナーの編成車写真ではなくスーパーサルーンゆめじの編成。

・路線図の大阪周辺の京橋駅辺りが片町駅になっている。片町駅はJR東西線の開業と引き換える形で1997年に廃止となった。

・智頭急行が開通していない。(智頭急行智頭線は1994年開業)

・松江の辺り(カメラ少年のイラストがある部分)に大社線がある。大社線はこのアイテムが配られたであろう翌年の1990年に廃止。

・それと同時に加古川の辺りに鍛冶屋線も描かれている。鍛冶屋線も同じく1990年に廃止。

・新下関のフォントのあたりにある盲腸線は美祢線大嶺支線。1997年まで存在した。

・新山口駅がまだ小郡駅。

・山陽新幹線の駅で、東広島、新尾道はすでに1988年に開業しているがなぜか描かれてない。

・新幹線の厚狭駅がまだない。厚狭駅の新幹線ホームは1999年に開業。

・広島辺りの可部線が三段峡辺りまで伸びている。

・富山ライトレールが富山港線時代の物になっている。富山港線は2006年に廃止され第三セクター会社の富山ライトレールが引き継いだ。ちなみに富山ライトレールは2020年に富山地方鉄道に吸収された。

・当然だが北陸新幹線開業後、三セク化された北陸本線の金沢〜直江津間がJR扱い。

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