マイクロエース 【A6691】 営団 3000系 「さよなら3000系」 装飾電車 8両セット

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営団3000系は1961(昭和36)年の日比谷線開業に伴って登場した車両です。
地下鉄2号線乗入規格に基づいた18m級3扉車体で、営団地下鉄としては初めて車体外板にステンレスが採用されました。
前頭部はのちに「マッコウクジラ」とも呼ばれた丸みを帯びた特徴ある形状で、窓下には丸の内線500形同様のライトケースが1対設置されています。
登場当初はミニスカートを装備した2両編成でしたが、路線延伸や乗客の急増に対応する形で4両編成、6両編成と輸送力が増強され、最終的に1971(昭和46)年以降には8両編成となりました。
編成増強に伴って中間車が増備され、製造年次ごとに台車やベンチレータなどの細部が異なるなどのバリエーションがあります。
また、時代に応じてドア窓の小型化やベンチレータの変更、床下機器配置の変更、内装の交換などが行われ、多彩な姿で活躍を続けました。
1988(昭和63)年より後継となる03系の投入が開始され、1994(平成6)年7月までに全車引退しました。
なお、引退に際しては竹ノ塚検車区第72編成の両先頭車にクジラのラッピングが行われ、「さようなら3000系」のヘッドマークと側面には「祝 日比谷線全通30周年」「さようなら3000系」の文字の掲出が行われました。

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