マイクロエース 【A1973】 近鉄10000系 ビスタカー・改造後 7両セット

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近鉄10000系は1958年に登場した2階建車両を使用した日本初の特急用電車で、前後に連結する2両固定連結の電動車、連接式3両固定連結の中間付随車で構成され、需要に応じて4両、5両、7両編成を組めるよう工夫さ れています。
中間付随車の両端にはビスタドームと名付けられた2階席が設けられましたが、のちに各社に登場する2階建て車とは異なり、アメリカのドームカーを思わせる展望室になっています。
登場当初は紺色に窓周りがオレンジの塗装でしたが、1963年に10100系に合わせたオレンジに窓周りが紺色の塗装に変更されました。
1966年にはモ10007が河内国分駅での踏切事故により、流線型から貫通型に改造されたほか、1970年には汚物処理装置取り付けに伴いサ10004の便所がク10003に移設されることになり、運転台が撤去されサ10003に形式変更されました。
試作的要素が高かった事、そして他の特急車両と座席定員数が異なっている為に座席予約システムに組み込めない事などから、登場からわずか14年目の1971年に廃車されました。

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