全日空商事 【1/200】【YS21151】 航空自衛隊 YS-11E

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航空自衛隊 
YS-11E
レジ 12-1161

航空自衛隊におけるYS-11型は昭和40年(1965年)3月受領のP型521151から昭和46年(1971年)7月受領のC型12-1163まで計13機が導入された。
昭和46年(1971年)2月受領の飛行点検機FC型12-1160を除いていずれも輸送用途としての増機であったがその後C-1型輸送機の配備等を背景に各種改修を経て用途変更され本来の輸送機として残る機体は少なくなった。
航空自衛隊のYS-11は輸送(P型、C型)、飛行点
検(FC型)に加えて航法訓練(NT型)、電子支援(EA型)、電子測定(EB型)の用途に用いられている。
YS-11E 12-1161は昭和46年(1971年)5月にYS-11C貨物輸送機として受領され昭和59年(1984年)2月に電子測定用途に改修されて誕生した派生型機である。部隊使用承認文書の名称・型式は電子訓練用途のECM訓練機と同じYS-11E型機(防装航第407号)であるが型式名称はECM訓練機をE、電子測定機をELとして区別している。
電子測定装置J/ALRー1を装備し入間基地の総隊司令部飛行隊電子測定隊に所属、各種電波情報の収集にあたっていたとされるが性能、ミッション等一切公開されていないなぞの多い機体である。
平成9年(1997年)3月、空海の幕間協議により従来のロールスロイス製DartMK-542エンジン(2,775SHP)
を海上自衛隊対戦哨戒機P-2Jの装備していたT-64-10Jエンジンに換装したYS-11EB型となった。
平成18年(2006年)7月北朝鮮が日本海に向け7発の弾道ミサイルを発射する事案が発生した。
その兆候を把握した防衛庁(時)・自衛隊は5月下旬より防衛庁長官の命令により電子測定機YS-11EBを投入して警戒監視態勢を強化していたことが平成19年版防衛白書に記されなぞの多い任務の一端が明らかとなった。

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