全日空商事 【1/200】 〈YS21101〉ANK エアーニッポン YS -11A (JA8735)

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ANK エアーニッポン 

YS -11A 

レジ JA8735

YS-11は、日本航空機製造が製造した双発ターボプロップエンジン方式の旅客機。

第二次世界大戦後に初めて日本のメーカーが開発した旅客機である。

派生型であるAシリーズは1967年製造の2050(通算50号機)以降の機体となり、輸出用として大幅に改良を施した。

これはアメリカ中西部の中古機や航空部品販売を行うディーラーのシャーロット・エアクラフト社がアメリカでの販売代理権の取得を目指して提案してきたことを受け入れた仕様である。

エンジンはタービンの耐熱性向上とプロペラ減速歯車の強化によって出力を10%増加、ペイロードを1トン増やしている。

それに合わせて各部の設計変更を行い、主脚ドアの内面を平滑にして脚下げ時の速度を289km/hから389km/hへ向上、同時に急降下の際に脚をエアブレーキとして使用できるようにした。

座席の座面クッションを着水時の浮き具として使用できるものとし、座席間隔も860mmから790mmに改めて、64席に増やしている。

2070番からは内装をレザー張りから一転プラスチック製になり、カーテンもシャッター式ブラインドとして、当時のライバル機種フォッカーF-28に対抗した。

さらにオプションとして補助動力装置(APU)を搭載可能とし、空調・発電・油圧装置・エンジン始動を地上設備なしで作動可能としており、これは地上設備の貧弱な日本国外の地方空港乗り入れを目指したものである。
2075からは乗降口高さを体の大きな欧米人に合わせて1.6mから1.75mに拡大、2078からはエンジンを、タービンブレードの材質変更で高温時の最大出力を4%増加したダートMk542-10Jに 、2092からは減速歯車を補強して耐久性を向上したダートMk542-10Kに変更している。
モデルのJA8735は1969年に全日空に導入され、機材整理の頃の1988年にグループのエアーニッポンに移籍している。
2000年初頭辺りまで本州側を中心に活躍していたものの、更なる機材整理により北海道に活躍の場を移した。
2003年3月にエアーニッポンの機材整理により引退。
末期の活躍場は札幌・丘珠空港であった。

備考・箱傷み。

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