Odontopleura(Sinespinaspis) markhami

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古くから知られる種ですが、オーストラリアは化石の輸出が法律で禁止されている事もあり、近年は特に流通する事が無くなりました。一昔前までは、Sinespinaspisと呼ばれていた種類ですが、このデザインの代表であるOdontopleuraの属名で確定しています。チェコ等でほぼ同様のデザインの小型種も知られており、シルル紀ではどの産地でも小型のもの産出しかありません。オーストラリア産では、自在頬(free cheek)が紛失している標本が多く、ある程度納得できる標本に出会えるまで幾度か買い直した経験があります。小さい標本ですが、胸部から垂直方向に規則正しく毛の様な細かい棘が出ていた事が分かります。

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