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Menomonia sahratiani
Weeksの新しい研究ですとMenomonia sahratiani(Robison & Babcock, 2011)となりましたが、Nephalicephalus beebeiの名称で馴染みがあります。この標本を超える保存状態の良い本種は余りなく、個人的には最高レベルでないのかと思っています。尾部は極小で胸部が非常に長く、体節が20を超えて数えきれないほど並びます。この種は、三葉虫に余り興味が無い一般の方が見ると、特徴の少ない地味な種に感じると思いますが、三葉虫コレクターであれば一目置く存在の凄い標本だと捉え方が異なると思っています。
Trilobites
2020/09/13ORM2018年05月11日 23:47
とんでもない保存状態ですね。さすが元T氏の標本といった所でしょうか。しかしこの節の多さはBalcoracaniaと競いますね、あちらの方が多いでしょうが。
2018年05月12日 21:46
> ORMさん
この標本の尾部がどこからなのかという疑問はありますが、一番最後が尾部としても35節はありますね。この種類のこのレベルが欲しくなるのは、長年の収集を経ないと良さが分からないと感じてるのですが、如何でしょう。
ちきやん2018年05月23日 17:18
現在はMenomonia sahratianiで間違いないと思います
この標本には残っていないかもしれませんが、この種は保存の状態によって胸郭の外側の節の一つ一つに細かい棘が残存していることがありますが、地味すぎて注目されませんね(笑)
2018年05月23日 22:43
> ちきやんさん
ご指摘ありがとうございました。踏ん切りがつきましたので、こちらでの登録名も変更しました。昔から馴染みのある名称から変えられてしまうことは三葉虫に限らず古生物学では普通にあることですが、余りころころ変えてほしくないなとは感じますね。細かい棘がある個体があるのは知りませんでした。中々Weeksも奥深いですね。