Thaleops ovata

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Iowa以外にも隣接するWisconsinからも同種は産出します。ただ、どちらも産出は非常に少なく、入手が困難な種類となっています。ロシアのIllenusに似ていますが、大きさはロシア産の様に巨大化はせずに、精々この標本の様に3㎝程度の大きさしかなりません。比率からは不自然な程に大きな頭部に、張り出した大きな頬棘が特徴的です。この標本は、頭部のシミ状に見える部分は補修されています。

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    Trilobites

    2020/08/17

    ORM2019年01月04日 23:15
    illaenusとその仲間は防御姿勢になると、伝わり難いかもしれませんが、まるで口を閉じてあるいは息をこらえて、むっとしているような表情をしているように(私には)見えて、どこかコミカルでかわいらしくて好みです。希少性が高く手に入れ難くなかなか高価な種だと認識しておりますが、色合いも美しく均整もとれていて良い標本ですね。

    2019年01月04日 23:33
    > ORMさん 
    illaenusの仲間のやや不機嫌そうな顔は、三葉虫には珍しく表情があるように見えて私も好きですよ。本標本は、以前のMF祭りの際に、結構安価で落札していた標本の一つですが、過去にさかのぼって十数年で入手のチャンスは殆どなかった種なんですよね。模式種なので、何とか入手できて幸運でした。

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