アサギマダラ(昆虫シリーズ 初日カバーコレクション)

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アサギマダラ

マダラチョウ科

学名:Parantica aita niphonica MOORE

 マダラチョウ科は熱帯地域にすむ蝶のグループで、本種の属するアサギマダラ属(Parantica)は、広い意味では、オオカバマダラ属(Danaus)の亜属として扱われることもある。インドやフィリピンなどに分布し、約40種を含む。日本はこの分布の東・北限にあたる。

 本種は南西諸島を除く、日本本土に土着している唯一の種であり、日本を代表するマダラチョウにふさわしく、大型でたいへん優雅な蝶である。和名のとおり、淡青色を基調とし、後ばねのふちに幅広く赤褐色を配したこの色の組み合わせには、熱帯産のマダラチョウとはまたひと味違った粋な趣きがある。

 本亜種は、日光を原産地として記載されており、北海道から南西諸島にかけて広く見られるが、北海道には稀で、東北地方にも少ない。最近、マーキング調査によって、本種が種子島から福島県白河まで、およそ1ヵ月半かかって1100kmもの長距離を移動することが、判明した。

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