オーストラリア/普通切手「ともに生きる」(1) 1988.3.16【World Topics Stamp Collection】

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『切手で楽しむ時事漫画(Ⅰ)』

 普通切手と言えば、世界各国とも、実用本位の地味なデザインの切手が多いが、建国200年祭にわくオーストラリアでは、それを記念して、時事漫画を図案にしたユニークな普通切手を発行した。シリーズのタイトルは、200年祭の統一テーマ、"Living Together(ともに生きる)"。このシリーズの原画作者は、多くがこの国の新聞・雑誌などで有名な漫画家だが、中には、将来を期待されている無名の新人もいる。これらの漫画家が腕をふるった作品から、オーストラリア社会のいろいろな断面を楽しむもとができる。

▷1セント「宗教」
 キリスト協会、仏教寺院、回教モスクなどの上を飛ぶ天使。
 アーサー・オーナー
 (「エイジ紙」の漫画家)作。

▷2セント「産業」
 生産力を向上させるために、力を合わす労働者。
 ピーター・ニコルソン
 (「エイジ紙」の漫画家)作。

▷3セント「地方行政」
 職服を着て、紋切り型の演説をする市長。
 オーブリー・コレット
 (「ヘラルド紙」の奇稿漫画家)作。

▷5セント「議会」
 建国200年を祝う、国会議事堂の形をしたバースデー・ケーキ。
 ブロウィン・ホールズ
 (「メルボルン・タイムズ紙」の専属漫画家)作。

▷30セント「福祉」
 家族の上を覆う屋根に福祉の充実をのぞむ声をたくした図案。
 ロン・タンドバーグ
 (「エイジ紙」の漫画家)作。

▷40セント「レクレーション」
 家族そろって楽しいサイクリング。
 ローランド・ハーベイ
 (メルボルンの自動挿絵画家)作。

※1988年当初の説明です。

#切手

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