ルリボシカミキリ(昆虫シリーズ 初日カバーコレクション)

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ルリボシカミキリ

カミキリ科

学名:Rosalia batesi HAROLD

 本属の属するRosalia(ルリボシカミキリ)属は、カミキリ亜科に属し、大型で色が美しく、形も優美であるところから、人気がある。
 本属は、背が青系の種(Rosalia亜属)と赤色の種(Euribatus)に大別され、両者はときに別属として取扱われる・
 青系の種について言えば、比較的古い系統のカミキリと見られており、本種以外にヨーロッパから中国、ウスリー、それに東南アジアと、北米西部にそれぞれ固有の種が分布している。
 本種は、日本を代表する大型で美しいカミキリで、盛夏の頃、低山~中山地帯の広葉樹の伐採林や薪に集まって来る。陽光に映えるルリ色は、ひときわ目立って美しいが、死後はその輝きが失われてします。

 体型は幅広く、へんぺいで、黒い紋は個体によって変化が多く、体の長さも16~30mmとバラつきがある。触角の先にふさ状の毛が生えていることが、本種の特徴のひとつである。

 幼虫は、ブナ、クルミ、カエデ、ヤナギなどの材を食べ、2~3年で成虫となる。分布は北海道、本州、四国、九州の全域にあたるが、原産地は北海道南部である。ドイツ人の動物学者により採集された標本をもとに、ハロルド(Harold)が1877年記載した。種名のbatesiは、日本から大量のカミキリの新種を発表したイギリスの昆虫学者ベール(betes)にちなんでいる。

 ヨーロッパ産の固有種である、アルプスルリボシカミキリ(R.al-pina)は、東欧各国の切手に登場している。

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