タカネスミレ(高山植物シリーズ 初日カバーコレクション)

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 スミレの仲間は多く約400種類もあり、世界的に分布している。リンドウと同じく平地産の種類と高山性の種類があるがリンドウと反対で、どちらかというと平地産の種類が多いと思う。
 日本の高山性スミレには有名な種類が2種類あり、この切手のタカネスミレともう一種はキバナノコマノツメである。いずれも花が黄色のスミレで海抜2000-3000mの高所に生える。本種は北海道。本州中北部の高山帯の日のよく当たるれき地に生える高さ10cmほどのスミレである。さらに千島やカムチャッカにも分布している。群落というほどにはならないが、かなりまとまって咲く場所もあり。満開時は美しい。株には毛がなく、葉は濃緑、紫褐色を帯び、葉型は腎臓形で厚い。花弁の一枚には濃黄色の部分があり、紫褐色の線が入る。開花期は6-8月。キバナノコマノツメとよく似ているが本種のほうが、ややまとまり葉にある脈が明瞭である。また花の黄色が濃い。自生地もこちらのほうがれき地に生える。
 山草家はよく鉢植えにして栽培する。キバナノコマノツメよりは伸び過ぎず。鉢内によくまとまってできるで本種のほうが好まれる。

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