ナブイヌナズナ(高山植物シリーズ 初日カバー)

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 本種は属するイヌナズナ属(ドラバ属)には約300種があり、北半球の温帯に分布する。我が国にも3種あり、いくつかの変種もある。

 本種は本邦特産種で、しかも北海道の夕張岳。東北地方岩手県の早池峰のみに自生する種類で貴重種である。いずれの山も蛇紋岩の山である。和名の「ナンブ」は岩手県の藩名からきている。またこの学名はロシア人の植物学者マキシモビッチが名付けている。他kさが5-10cmの小さい多年草で、植物全体に毛がある。地際から葉が群出し、葉の長さは約1cmで、小さい。花はナノハナのような、いわゆる十字花で、直径4-6mm、濃い黄色で10-20個の花を花茎に密につける。開花後、さやをつける。開花期は7-8月。ヨーロッパでは、この仲間をロックガーデンによく植えている。例えばハリイヌナズナは幸いなことに種子が多数とれるので、種子をまいて鉢栽培すれば野生そのものよりも丈夫で作りやすい。オヤマノエンドウのところに記したように日本特産種の紹介はよい事である。

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