富岡鉄斎 ≪普陀落山観世音菩薩像≫(1924年) 「近代美術シリーズ初日カバー」

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富岡鉄斎

 天保7年(1836)12月19日、法衣商十一屋伝兵衛富岡維叙の次男として京都に生まれる。幼い時から国学、漢字、詩文、南画、大和絵などを学ぶ。幕末の混乱期には儒士とし勤王運動に関係、また明治9年大和石上神社および和泉大鳥神社に神官ろして奉仕し、両社の復興に力をつくした。しかい明治14年神官生活をやめて京都に隠栖し、以後40年にわたり、儒教、仏教、神道をさらに深く学び、読書三昧の生活をおくりながら、その余暇に絵を描いた。おおやけの展覧会にはまったく出品しなかったが、明治29年日本南画協会の成立に加わり、30年第1回展から37年第14回展まで、同会に「武陵桃源図」(明治32年)、「十六羅漢図」(明治34年)などを発表、また後素如雲社展にも「蓬菜山図」(明治36年)、「福禄寿図」(明治38年)などを出品している。生涯を通じて画壇との交渉はほとんどなく、また主要作品が展覧会で発表されることもなかったが、その名声はしだに高まり、大正6年帝室技芸員、8年帝国美術院会員に任命された。大正13年(1924)12月31日、89歳で歿した。

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