オヤマノエンドウ(高山植物シリーズ 初日カバー)

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オヤマノエンドウ(マメ科)

 本種が属するオキストロビス属には約300種があり、北半球に分布する多年草である。本種は日本特産種で本州中部や東北の高山草地に見られえる。草丈は3~6cmと低く、れき地一面にはい広がっている。葉は3~7枚の複葉で小葉は細く、長さ3~6cmである。花はきれいな紫色で美しい、まれに白色の個体がある。花形はいわゆるマメ科の蝶型花冠で、一枚が大きく。基部に白色斑点が目立つ。花の大きさは2cmほどで、花柄の先に1~2個つける。大きな株全体に咲いているときはきれいである。果実が非常に大きいのが特徴的で、長さ3.5cm、幅1cmもある。似た種類に花色が濃紫色のレブンソウがある。その他、株に毛が多いエゾオヤマエンドウ、クナシリオヤマノエンドウなどいくつかの変種が北海道や千島にある。
 根が太いため栽培はむずかしいが、うまく活着すれば容易である。もちろん高温・多湿、日陰では腐ってしまう。

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