福田平八郎≪筍≫(1947年) 「近代美術シリーズ初日カバー」

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福田平八郎

明治25年(1892)2月28日、大分市に生まれる。大正7年京都市立絵画専門学校を卆業、翌8年第1回帝展に「雪」を出品して初入選した。つづいて大正10年第3回帝展の「鯉」で特選となって宮内省に買上げられ、さらに大正11年第4回帝展の「鶴」で二度目の特選となった。以後帝展(帝国美術院展覧会)、文展(文部省美術展覧会)、日展を中心に出品し、しばしば審査員をつとめるとともに六潮会、春虹会、清流会、彩交会などのグループにも属して活躍した。生涯を通じて自然のさまざまな様態の観察と徹底した写生をつづけ、生まれながらにそなわった鋭い色彩感覚と卓越した描写力数々の秀作を描いた。とくに戦後の日展に発表した「筍」(1947)、「新雪」(1948)、「雨」(1953)、「水」(1958)、「花の習作」(1961)などの作品は、装飾感にあふれる構図と新鮮な色彩表現によって、現代日本画の展開に大きな影響を与えた。昭和22年日本芸術院会員となり、36年文化勲章を受章した。昭和49年(1974)3月22日、82歳で歿した。

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