第1集(2)仔馬 初日カバー 馬と文化シリーズ切手限定コレクション

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山口華楊(1899~1984)
1955年 紙本額装 166.5×185.5㌢
日本芸術院所蔵

 山口華楊(本名 米次郎)は、1899年、友禅の色彩家の次男として京都で生まれた。
 12歳の時、西村五雲に師事し、1916年京都市立絵画専門学校に入学。この年、文展に「日午」で初入選する。以降、官展に出品を続け、花鳥、特に動物画を多く描いた。
 「仔馬」は、代表作「黒豹」(1954)の翌年に描かれたものである。画は二頭のじゃれあう仔馬を表している。通常、生まれた仔馬はほぼ数時間のうちに自力で立ち上がる。そして仔馬は、大きな眼に映る初めて見る世界に驚き、未知のものすべてに心を動かされる。やがて牧場で同じ年頃の仲間に出会い、楽しい青春の生活が始まる。
 この絵は、毛色の異なる二頭の仔馬を通して、動物に対する作者の優しい愛情がくみとれる。そして仔馬の未だ危なげに見える脚の長い姿態は、瑞々しい生命力を宿らせている。
 動物作家として知られる山口華楊の神髄を示した傑作と言えよう。華楊は、この作品で日本芸術院賞を受賞。1971年、日本芸術院会員となり、1981年、文化勲章受章。

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