「ミヤマウスユキソウ」初日カバー

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ミヤマウスユキソウ(キク科)

 エーデルワイスは誰でも知っているヨーロッパの高山植物であるが、本種は日本のエーデルワイスである。エーデルワイス(ウスユキソウ)の仲間はヨーロッパ、アジア、南アメリカに約30種類ほどある。日本にも4種類ほどあり、いずれもよく似ているので区別が難しい。植物全体に白い綿毛が生え、白くみえるので、雪を想像してこの和名がつけられたのであろう。美しい種類である。花は黄色で、ほう葉群といわれる短い葉の集まりの中心に数個の花(頭上花)がつく。本種は東北地方の高山帯のれき地に生える草丈15cmほどの草で、大群落にはならないが、高山植物の代表にふさわしい種類であろう。花は7月~8月に咲き小さな実をつける。秋田県の駒ヶ岳には非常に多い。至仏山、谷川岳などに、これより小型のホソバヒナウスユキソウがあって、かわいい。この仲間は非常に変化が多く種々名前がつけられている。山草愛好家が愛する植物で鉢植えにして栽培するが、平地ではなかなか葉色が美しくでない。そのうえ、真夏の高温・高湿には耐えず腐ってしまうことが多い。もちろんヨーロッパのエーデルワイスもあこがれの花で栽培するがやはり同様にむずかしい。

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