恐怖城~ホワイト・ゾンビ

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ちゃんとした形でゾンビが映画に登場した初の作品と言われているのが本作。1932年、戦前の作品です。

とは言え、本来のゾンビはブードゥー教の秘術によって仮死状態の人間を操って労働力にするというもので、死んだ人間が動き出して生きた人間を襲って仲間を増やす…というものではありません。現在広く知られているゾンビはジョージ・A・ロメロ監督作品「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」が生み出したんですが、あくまで「生ける死者」なので、80年代になっていつの間にか生ける死者=ゾンビという事になったようですね。

本作のゾンビは勿論昔ながらのキャラで、ドラキュラで有名になったベラ・ルゴシ演じる術師ルジャンドルに操られる存在。今見るとへらへら薄ら笑いを浮かべる不審者といった感じですw しかしゾンビの不気味さという点では敬意を表したいと思います。

驚くのは「恐怖城」というタイトル。戦前に日本で公開されてたんですね。

https://muuseo.com/omaharuge102/items/113

https://youtu.be/lOzgz1Ddmz8

 #ホラー #SF #洋画

恐怖城(ホワイト・ゾンビ)
1932年制作の映画からゾンビを操るゾンビ・マスターのフィギュアです。「恐怖城」というのは日本での公開名ですが、戦前の日本でこういう映画が公開されていたのは意外です。 今ではゾンビといえば様々な理由で死んだ人間が人肉を求めて人を襲うという認識のされ方ですが、元々はブードゥー教の秘術によってゾンビパウダーなるものを使い仮死状態にした人間を労働力として使役させるというもの。催眠術で操ってこき使うようなものです。 解釈は違うものの、本作はゾンビ映画の元祖です。 さて、ルジャンドルという名のゾンビ・マスターのフィギュアですが、演じているのが「魔人ドラキュラ」のベラ・ルゴシなもんで、ドラキュラにしか見えないのがどうも…w 因みにですが、ティム・バートンが監督した「エド・ウッド」でTVからこの映画が流れるシーンがあって、印象的な使われ方をしております。そのシーン、腹の辺りで両手をギュッと組むというものなんですが、残念ながらそういうポーズはとれません。無理矢理近いポーズにして撮りましたけどね。 帽子と杖が附属してました。  ※ 付属してる帽子の画像を追加しました。 #怪物
https://muuseo.com/omaharuge102/items/113

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