イルカの日
この映画、「フォロー・ミー」に続く「小品」な映画であります。
賢いが故に軍事利用されてしまうイルカの悲劇を描いた本作、日曜洋画劇場でたった一度見て以来再見する機会がなかったので、何が何でももう一度観たい映画でありました。
イルカを研究するジョージ・C・スコット=加藤和夫、トリッシュ・ヴァン・デバー=平井道子の(演者の二人は当時実際の夫婦)が、苦労して人間の言葉を理解させた上に簡単な言葉を喋るようにしたイルカを、スポンサーだと信じていた連中に「大統領暗殺」のための、爆弾を取り付けた「道具」として利用しようと拉致されてしまうショッキングな展開。
この映画の肝は科学者夫婦とイルカのやり取りにあります。
ラスト、何とか大統領暗殺を回避して助け出したイルカのファー(αのファー)との別れのシーン。自分を(パパの)「パー」と呼ばせていた科学者が「パーはもういないんだ!」と言い聞かせ、ファーが「パー、イナ~イ…」と応える場面は、得てして滑稽な「笑えるやり取り」に終わるところを、名優ジョージ・C・スコットと声の加藤氏の力技で感動の「泣ける」シークエンスに昇華されてます。
吹き替えにしたら台無しになりそうな際どいところも、しっかりした脚本と演技+声優の熱演がマイナス面を微塵とも感じさせない「名シーン」になりうる事を示してくれる良作だと思います。
#吹き替え #洋画
https://youtu.be/F9CChpp1YfE
ts-r32
2018/11/07このテーマ曲、切ないメロディがいいですよね。懐かしく聴かせていただきました。
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オマハルゲ
2018/11/07ありがとうございます。
この部屋ではついついネタバレをしながら紹介しちゃってますけど、この映画はそれでも機会があったら是非見て頂きたいと思いまして。
レンタルしてる店は少ないのかなぁ…。
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ts-r32
2018/11/07多分子供の頃に1度テレビで観ただけなので、もう1度ちゃんと観たいと思います。
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オマハルゲ
2018/11/07吹き替えでなくても、レンタルで十分なので見て頂けたらと思います。
吹き替えの面では、LD盤で主人公の声が大平透氏のバージョンがあるそうなので聴き比べをしてみたいんですけど、叶わぬ夢かも知れません。
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